2018年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 環境, 持続可能な生産と消費, 世界遺産・地域の文化財等
本校は、世界で唯一、塩田施設を有し、「塩の学習館」において、「塩作り体験」を行うことができる。このような施設や多喜浜塩田の文化遺産を核にして、本校を新居浜市の「ふるさと学習」の拠点と位置付け、学習活動を柱とする学習を展開する。子どもたちが地域のよさを実感し、その成果を踏まえて地域の未来像を描きながら、地域の文化遺産を未来に伝える意義や方策について学ぶ。そして、学習内容や成果を積極的に発信し、保護者、地域と連携して持続可能な社会の担い手を育てる教育を実践する。
<活動内容>
低学年【地域遺産教育】
○ 地域の伝統文化を継承する人々と交流し、地域の文化を知る。
中学年【地域遺産教育】
○ 地域の伝統文化を継承する人々と交流し、塩づくりの体験を中心として、塩田について自分で調べるテーマを決めて調べ、その成果を発表する。
高学年【地域遺産教育】
○ 地域の塩田遺産ガイドを、他校生や見学者に行う。また、多喜浜塩田を未来に伝えていくことについて考えるとともに、地域や社会発展の担い手として自らの将来について展望をもつなど総まとめを行う。
来年度の活動計画
全校テーマ「多喜浜塩田を未来に伝えよう」のもと、ふるさと学習を実施することで、地域を通して社会を学ばせる。授業は、低学年「学級活動」の時間、中高学年「総合的な学習の時間」で行う。地域の伝統文化を継承する方々と連携し、地域での見学や瀬戸内沿岸の他地域の塩業との比較なども行い、関係者への取材などを通して体験的に多喜浜を見つめられるよう学習を展開する。その成果を各自でまとめ、3月に保護者や地域の方、関係者を招いて「塩の学習館」で発表会を行い、地域への誇り、地域の一員としての自覚を育てる。また、ホームページなどを利用して積極的に情報発信を行い、他のユネスコスクールとの交流も積極的に行う。