2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 持続可能な生産と消費, その他の関連分野

本校は、「自ら学び高みゆく」を学校理念とし、ESDを「地域のもの・ひと・こと」との関わりのなかで自分と他者が繋がることができる活動と捉え、ESDの実践を通して地域に学ぶ学習と発信する力を育むことを目標としている。

具体的には、「ふるさと高山村とわたし」を活動テーマに、①高山村を知る活動、②高山村の人々から学ぶ活動、③高山村の将来を考える活動を主に行った。

➀ふるさと高山村を知る活動 

 年々注目度が増し発展している高山村のワインに視点をおき、高山村の地形や気候が美味しいワインブドウが育つために好条件であること、長期的な展望をもって計画的にワインブドウを栽培およびワインづくりを行っていることなどを、ワインブドウの除葉作業の体験をしながら学習した。

②地域の人々から学ぶ活動

 40年も前から強い信念をもってワインブドウづくりに携わってきているワインブドウ農家の方の熱意やここに至るまでの工夫や努力、高山村と山ノ内町の観光を比較する活動のなかで目の当たりにした、地域のよさを知ってもらい集客するために訪れる方の立場に立ったおもてなしを工夫し続けている方の姿から、地域に根ざし地域のために働く方々への敬意や働くことのよさを感じとることができた。

③高山村の将来を考える活動

 人口減少や増加する空き家、荒れ地に着目し、空き家を古民家としてリフォームし地域のコミュニティーにして人の集まる場所にしたり、荒れ地を向日葵畑等にして有効利用したり高山村の魅力を多くの人々に発信するにはどのようにしたらよいか等、地域活性化のための方策を考え、中学生議会で高山村に提案した。

来年度の活動計画

総合的な学習の時間を中心に各学年で中核になるテーマを掲げ課題解決学習をしていく。

今後は、

・持続可能なエネルギー(炭のチップ)の有効利用

・「アンチエイジングの里」として宣伝をしている高山村の取組みを知る活動と今後の展望

・高山村のワインに付随する地産地消の取り組み、農業や産業の可能性

 等、これらを窓口にESDについて考えていきたい。