2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

本校は、平成25年6月にユネスコスクールに認可され、祝津地区の水族館や手宮地区の博物館の協力を受けるなど、豊富な自然や歴史的遺産をもとにした「ふるさと教育」を軸に「①人権・平和 ②福祉 ③環境 ④国際理解 ⑤地域の伝統文化、文化遺産」をテーマにしている。今年度は「学びと育ちをつなぐ学校~共有・共通・共働を基盤に~」として学校・保護者・地域と連携して活動を進め、「生活科」「総合的な学習の時間」の取組をESD(持続可能な社会づくりの担い手を育む教育)の視点から、とりわけ、この地球で生きていくことを困難にするような問題について、立ち向かい、解決していくための学習を子ども達の実生活と照らして考えさせ、日常のよりよい生活を持続させていくことで、持続可能な未来の社会を創造していくことで、持続可能な未来の社会を創造していく人間性を涵養していくことを目的として活動を持続させている。

ア. 人権教育に係る教育
児童会が中心となって、<学校を笑顔にする運動>を展開している。具体としては「挨拶運動」「高島自慢」「いじめ防止標語」に取り組んできた。また、「ユネスコ寺子屋運動(書き損じハガキの収集)」「ユニセフ募金」に参加し、福祉協議会と連携した「共同募金」にも協力し、誰も取り残さない社会づくりの意識づけを行った。
6年生において総合的な学習の時間に日本とつながりの深い国々について調べ、世界の人々とのつながりや今後の生活のありかたについて考えた。
イ. 福祉に係る教育
5年生において総合的な学習の時間に地元の福祉施設より講師を招き「認知症サポーター講座」を位置づけ、高齢者や障害のある方への理解と支援のあり方について学習を深めている(今年度はコロナ禍のため未実施)。
ウ. 環境に係る教育
全学年が地域にある水族館・博物館・商店等の協力を基にしながら地域の産業や歴史、環境について学んできた。また、児童会の活動として学校周辺の環境の美化を目的に、全校児童による、清掃活動を行った。資源の有効活用を目的に「プルタブ」の回収や「謬乳パックリサイクル」も行った。
エ. 国際理解に係る教育
小樽市立北陵中学校と小樽市立手宮中央小学校と連携し、5・6年生における中学校教諭による専科制授業を設定し、3・4年生においては英語担当教員による小小連携を深め、ALT・外部講師を活用しながら、外国語教育の質の向上を通して国際理解を深めた。
オ. 地域の伝統文化、文化遺産に係る教育
地域にある歴史的建造物や博物館、美術館等について、その歴史や役割を学ぶとともに、写生を通して建造物としての意義も教えた。また、隣接するプールにおいて古式泳法を参観し、伝統文化に触れる学習を教育課程に位置づけている。
カ. その他
学校図書館に配備された新聞から、SDGsに係る記事を収集、授業づくりに活用した。
また、高学年については毎週2回の「NIEタイム」を設定し、SDGsに係る記事を読み、
自分の考えを川柳・俳句等で表現する学習を行った。

来年度の活動計画

来年度(2021年度)の活動計画
「ユネスコ」の理想の実現を目指した教育を実践する。
◎3つの大切(①人を大切にする ②学びと育ちを大切にする ③地域を大切にする)が息づく温かい学校づくり
・地域の教育資源や人材を積極的に活用し、共働して児童を守り育てる。
・積極的な情報共有によって、学校と家庭、地域の信頼関係を深める。
・日常的に地域との連携・共働を心がけ、地域貢献を行う。
・新聞を通して世界の情報を知り、自分の考えを表現する。
5月⇒環境・美化運動  7月~8月⇒地域施設・商店見学
9~10月⇒いじめ防止標語の取組 地域の福祉施設との交流
10月⇒赤い羽根共同募金 2月⇒ユニセフ募金、ユネスコ寺子屋運動
通年(高学年)⇒NIEタイム(新聞学習)