2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康
①いのちをはぐくむ授業
いのちを育む授業は,生命・性の尊さ・大切さを学ぶ・いのちを育む大切さを学ぶ・いのちを育む基礎となる家族や家庭のあり方を学ぶ・性に対する正しい知識を学び適切な意思決定や行動選択の育成を図ることを目的とし,総合的な学習の時間の中で,3年生150人を対象に取り組んだ。
②地域調べ
「地域発見」をねらいとし,学区内および学区周辺へ目を向け,地域の特徴やつながりを調べ、地域を知るとともに郷土に誇りがもてるように企画した。昨年は高松中学区とその周辺のみであったが,今年は倉敷市まで活動域を広げ,美観地区や大原美術館などを見学することで,自分たちの住んでいる岡山の魅力を発見できるようにした。
③ボランティア活動
総合的な学習の時間や校外研修,課外での地域活動などで,異文化・他文化の理解と,地域に貢献し地域の人と一緒に高松地区を作り上げていく活動を行った。具体的には,地域の祭りやクリーン作戦,防災キャンプなどでのボランティア活動,地域の田植えや用水の藻引き作業,川掃除などへの参加,赤い羽根街頭募金活動への参加などが挙げられる。
④東京2020オリンピック・パラリンピック みんなのメダルプロジェクト
東京オリンピック・パラリンピック競技大会の約5000個の金・銀・銅メダルを,全国各地から集めたリサイクル金属で作る国民参加型プロジェクトである。これに参加することで,リサイクルに関心がなく,いらなくなったものをすぐに捨てがちな中学生にとって,リサイクルに関心を持つ絶好の機会となった。
⑤世界への発信活動
2年生の英語の授業で,自分の町を紹介するという単元が出てくる。おすすめの場所を紹介するときの表現や,交通手段の書き方などを授業で学習したので,高松中学区を紹介するチラシ作りの活動につなげた。その中から数点は増刷りし,吉備津神社や最上稲荷などに置かせてもらう計画である。オリジナルのチラシを外国人観光客が手に取り,多くの人に見てもらえるということは,子どもたちにとって,違う国に住む人々に自分たちの自慢の故郷を発信できたという自信となるだろう。
来年度の活動計画
ESDの活動を通じて,以下の力を身に付けさせたい。
【スキル】「多面的・総合的に考える力」「コミュニケーションを行う力」
【態度】「他者と協力する態度」「つながりを尊重する態度」「進んで参加する態度」
「1年生」地域について知る・郷土に誇りをもつ(地域調べ)/平和・人権について考える(広島研修に向けて)
「2年生」平和・人権について考える/持続可能な都市・共生社会について考える(職場体験学習)/平和・人権について考える(沖縄修学旅行に向けて)
「3年生」平和・人権について考える(沖縄修学旅行)/生命・性の尊さ・大切さを学ぶ・いのちを育む大切さを学ぶ(いのちを育む授業)/進路の選択・決定に向けて自分の将来について考える
「全学年」異文化理解/ボランティア活動/高松歴史教室(高松学区の史跡や文化遺産に詳しい講師を招き,専門的な話を聞いたり,体験的な活動(フィールドワークなど)をしたりする)/地域の諸団体と連携した取組(公民館まつり・用水の藻引き・まほろば祭り・古墳まつり・地域の運動会・クリーン作戦・食と環境フェア・清水宗治祭・防災キャンプ・桃太郎線3駅清掃・高松地区健康マラソンなど)