2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康

本校は、「まちを愛し、まちのために、まちの人々とともに行動する子どもの育成」を学校理念として、ESDを子どもがまちづくりに参画・貢献する力や態度を身に付けるための教育と捉え、ESDの実践を通して、未来像を予測して計画を立てる力、コミュニケーションを行う力、他者と協力する態度、進んで参加する態度の育成を目標とした。具体的には、SDGs11を目標に「花でつながるあたたかいまちづくり」「歴史と文化を大切にするまちづくり」「安心してくらすまちづくり」を柱にした①福祉教育、②世界遺産・地域遺産学習、③防災学習を行うようにした。
①福祉学習
「花でつながるあたたかいまちづくり」を目指し、子どもたちは学校の近隣の人々とともに駅前や国道沿いのロータリーの花壇に花を植えて世話をしている。また、子ども見守り隊の皆さんに学校で育てた花苗を通学路で渡したり、地域の祭りで「子ども花屋」を開いて花苗を販売したりするなど住民との交流を深めながら、地域全体で花を育てる取組をしている。さらに、お世話になった人々に折り紙の花の付いた手紙を届けたりするなど、人の心にも花が咲くようなまちにしようとしている。
②世界遺産・地域遺産学習
「歴史と文化を大切にするまちづくり」を目指し、子ども達は地域の歴史と文化を調べ、調べたことを身近な人や市内外の人々に説明・紹介する活動を行った。6年生は、世界遺産学習を中心に進め、市内にある世界遺産の特徴や価値を紹介する新聞を作って駅で配布したり、世界遺産が校区にある長崎市の小学校を修学旅行で訪れて互いに紹介し合ったりした。
③防災学習
「安心してくらすまちづくり」を目指し、子ども達は自然災害や防災の知識を学ぶとともに、学校で地震が起こったら何が起こるかを校内を回って考えたり、登下校中に地震や大雨にあった場合に避難する場所を通学路を歩きながら探したりする活動を行った。また非常用持出袋の中身を考える活動、避難所を設営する体験活動も行った。

来年度の活動計画

引き続き、「まちを愛し、まちのために、まちの人々とともに行動する子どもの育成」を学校理念として、子どもがまちづくりに参画・貢献する力や態度を身に付けるための教育をより一層推進する。そのために、SDGs11を目標に、「花でつながるあたたかいまちづくり『大正フラワータウンプロジェクト』」「歴史と文化を大切にするまちづくり『世界遺産のあるまち・おおむた発信プロジェクト』」「安心してくらすまちづくり『命を守る防災プロジェクト』」の3つの教育プロジェクトを柱として、子どもが社会とつながりながら主体的に学び行動するカリキュラムの充実を図り、家庭・地域・行政と連携して取り組んでいく。