2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費

当校は、「東日本大震災の被災経験をもとにした様々な活動を通じて,自身の防災意識を高めるとともに,科学的視点から防災・減災を考え,自らが他者と交流する防災教育」を目指して,ESDを防災教育の中心と捉え,ESDの実践を通して批判的に考える力や多面的総合的に考える力の育成を目標としている。

具体的には,①防災学習に係わる活動,②自然科学に係わる学習,③国際理解に係わる活動をプログラムの柱にESDを行った。

 

①防災学習に係わる活動

令和元年度 11 月 15 日 金 17 日 日 熊本県にある国立阿蘇青少年交流の家で令和元
年度全国中学生・高校生防災会議「全国防災ジュニアリーダー育成合宿 in 阿蘇」 主催 独立行政法人国立青少年教育振興機構 主管 熊本県立第二高等学校・国立阿蘇青少年交流の家が行われ,本校も参加しました。熊本県阿蘇地域は平成 28(2016) 年 4 月に 2 回に及ぶ最大震度 7 の 地震に見舞われまた火山活動も継続して続いている地域にあって この合宿には熊本県の高校をはじめ主に西日本の中学校高校 2 0 校の生徒 51 名が集いました。
立野ダムや高野台という立野被災地を見学。その後熊本大学特任准教授の鳥井真之
氏により講義「熊本地震から学ぶ自然災害との付き合い方」を受けました。また 「 災害…浮かび上がる暮らしの課題 熊本地震と現代社会」という題で熊本日日新聞社論説委員・小多崇氏の講演を聞きました。
2日目には 阿蘇ジオパークガイドの方や語り部ボランティアに取り組む東海大学の学生の話を聞き最終日には熊本県立第二高等学校の生徒の案内で復興途上である熊本城を見学することができました。

②自然科学に係わる学習

今年も塩竈浦戸巡検が行われました。地学班は,寒風沢で目の前に広がる野々島の層準や見方を班ごとにレクチャーしていただき,その後野々島に渡って毛無崎での大塚層・松島層の観察を行いました。

生物化学班は,寒風沢においてマツの生育環境を調査しながら,島の豊かな植生を観察しました。

③国際理解に係わる活動

9月10日(火)~11日(水)に「『世界津波の日』2019高校生サミットin北海道」が,北海道立総合体育センターを会場に行われ,本校からは3名の生徒が参加してきました。事前には本校が行っている,多賀城市内の被災地を歩く「まち歩き」に参加し,八幡地区で地元の方から当時の様子や被災状況を教えていただました。その後,八幡地区の施設に津波標識設置活動を行ったことを踏まえて,サミットに参加しました。今年は「“記憶を未来へ,備えを明日へ”」~北の大地からイランカラッテ。自然災害の脅威と対応を学ぶ~」をテーマに,日本を含む世界44か国の高校生が参加しました。

来年度の活動計画

多賀城市内巡検,有珠山実習(5月)

つくば研修(7月)

ISN2020参加(8月)

浦戸実習(9月)

ESD活動発表会,栗駒巡検(10月)

多賀城市総合防災訓練(11月)

みやぎ防災Jr.研修会(12月)

東日本大震災メモリアルday2020(2月)

ESD活動発表会(3月)