2020年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 海洋, 減災・防災, エネルギー, 環境, 持続可能な生産と消費
海洋教育の視点を付加したESD、SDGsを柱に、①新聞紙によるレジ袋作成(米袋による酒袋作成)、②SDGsカラーホイール、メッセージプレート作成、③修学旅行での活動、④授業での取組(コキアを使ったほうきづくり、SDGsの歌作成)等を行った。
① 新聞紙によるレジ袋作成(米袋による酒袋作成)
プラゴミを減らす活動として、新聞紙によるレジ袋作成を行った。この活動は、昨年7月からのレジ袋有料化の流れを受け、学校だけの取組ではなく、町全体そして福島県内にまで活動を広げることができた。夏休みには町の教育委員会主催で町民対象の講習会を行い、100人以上の方に参加していただいた。中学生が講師役を務めた。
地元の新聞社やテレビ局、ラジオ局が取材に本校を訪れ、取組を発信することができた。また、地元産のお酒「ねっか」の袋を米袋を使って作成するなど、多くの取組へと発展してきている。
② SDGsカラーホイール、メッセージプレート作成
SDGsカラーホイール、メッセージプレート、ピンバッジ作成を、生徒が中心となって行っている。カラーホイール作成からスタートしたが、最初のうちは市販の木材にスタンプを押し、色鉛筆で塗るという工程であったが、地元のブナ材を有効活用できないかと考え、只見町の森林組合の方々の協力の下、地元のブナの間伐材にスタンプを押し、色鉛筆で塗るというサイクルへと変化してきた。また、枝の大きさがバラバラであるため、大きい物はメッセージプレートとして、小さい物はピンバッジとして作成している。このSDGsカラーホイールを、ESDに関する取組のシンボルとして作成している。
③ 修学旅行での活動
気仙沼の震災遺構を見学したり、語り部による説明を聞くなどの震災学習を行った。また昨年度から交流のあるキリバス代表理事のケンタロ・オノ氏も合流し、海岸のゴミ拾い活動やゴミ問題・地球温暖化問題のディスカッションを行った。さらに水族館の見学や学校で飼育していたウニを放流する活動を行った。放流する際には生態系を壊さないために環境水族館アクアマリンふくしまに相談した。
④授業での取組
以下のような実践を行った。
来年度の活動計画
○4月 ESD推進計画の検討・決定
○5月 コキアの栽培 1年生技術
○6月 自然体験学習
・1年(恵みの森) 只見の自然についての理解を深める。
・2年(尾瀬) 他地域と比較して、只見をよりよく知る。
○7月 地域合同防災訓練
災害発生時の対応について知り、万が一に備える。
避難者の誘導・受入体験を通して地域に貢献する態度を養う。
生徒が企画・運営に参加し、語り部として伝承し、発信する力を養う。
○9月 職場体験学習
・1年 只見の職場についての理解を深める。
○10月 文化祭 学年の取組についての発表
○11月 コキアの刈取・乾燥 1年生技術
○12月 コキアによるほうき作り 1年生技術
○2月 只見雪まつり
雪像づくりを通して、地域の一員として地域に貢献する態度を養う。
海洋教育の発表(町内)で、本校のESDの取組について発表する。
○3月 令和4年度のESD推進計画の検討
その他、通年で新聞紙によるレジ袋作成、SDGsカラーホイール作成、メッセージプレート作成等を行う。