2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 持続可能な生産と消費, エコパーク

只見中学校は「地域とともに創る学校」を学校理念として、ESDを「持続可能な地域の担い手を育む」ととらえ、町内の各小学校や高等学校、関係機関等との連携のもとで教育活動を推進している。

①新聞レジ袋、ねっか袋の作成

本校では、海洋の視点を取り入れたESDに力を入れて取り組んでいる。海浜のクリーンアップ作戦を経験し、プラスチックゴミの削減するために新聞紙を利用したレジ袋作りが始まった。海洋プラゴミや地球温暖化防止のことをもっと多くの人に知ってもらいたいと願う気持ちがその原動力となった。今年度は地域だけでなく、県・東北・全国へとその取り組みを広げたいという思いで、「ふくしまSDGs博」「ユネスコスクール東北ブロック大会児童生徒の探究型学習・課題研究発表会」「第6回京都大学“超”SDGsコンソーシアム」など多くのイベントや発表会に参加し、本校での取り組みを子どもたちが紹介した。また、10月には只見線全線開通記念イベントでも本校の新聞レジ袋を活用していただいた。

 

     

②ペットフリーマンデー

昨年度まで新潟県上越市で海岸のゴミ拾いを行っていた。子どもたちは、その中でプラスチックゴミが多いことを知った。そこで、プラスチックゴミを削減するために、身近にあるペットボトル飲料に着目しペットボトルの使用量を減らす取り組み『PET Free Monday』をスタートさせた。これは利便性のよいペットボトルを利用しながらも、絶対的な数を減らそうという趣旨で、毎週月曜日はペットボトル飲料を飲まないという取り組みである。各家庭でも協力してもらえるように、只見中のキャラクター「らっくん」も含めて子どもたちが考え、デザインしたマグネットも作成した。

  

③修学旅行での活動

海洋体験学習をメインとした修学旅行では本州最南端の和歌山県串本町を訪れた。ユネスコスクール加盟校である和歌山県立串本古座高等学校の生徒と上浦海岸でのビーチクリーン活動を行ったり、本校生徒が持続可能な町づくりの課題と方策についてプレゼンテーションをしたりして交流した。

  

来年度の活動計画

○4月  ESD推進計画の検討・決定

町長、ブナセンター長講話(ユネスコエコパークについて)

○5月  コキアの栽培      特別支援学級 自立

○6月  自然体験学習

・1年(恵みの森)   只見の自然についての理解を深める。

・2年(田植え)    只見の農業についての理解を深める。

○7月  防災訓練

災害発生時の対応について知り、万が一に備える。

生徒が企画・運営に参加し、語り部として伝承し、発信する力を養う。

○9月  職場体験学習

・2年         只見の職場についての理解を深める。

修学旅行

・3年         ユネスコスクール加盟校との交流を図る。

○10月 文化祭         学年の取組についての発表

○11月 コキアの刈取・乾燥   特別支援学級 自立

○12月 コキアによるほうき作り 特別支援学級 自立

○2月  只見雪ふるさとまつり

雪像づくりを通して、地域の一員として地域に貢献する態度を養う。

本校のESDの取組について発表する。

○3月  令和4年度のESD推進計画の検討

その他、通年で新聞紙によるレジ袋作成、米袋による酒袋(ねっか袋)作成、SDGsカラーホイール作成等を行う。