2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉

朱雀第四小学校は,.地域や保護者と共に20年以上前から環境教育に取り組んできました。2019年度は「ESD for SDGs]をテーマにSDGsを目標に環境教育と人権教育に取り組んでいます。いのちの庭 あかしやの森 果樹園 動物ランドなど環境のこと,命のことを学ぶ場がたくさんあります。 全ての学年であかしや環境プログラムを作成し,1年生から3年生までは自然やエネルギーの基礎的なことを体感し,4年生から総合的な学習の時間を中心に地球の温暖化防止やエネルギー問題に取り組み,低炭素社会の実現に向けた学習をしています。4年生は地球の温暖化を防ぐためにグリーンカーテンで植物のパワーを調べ,緑を増やすことが温暖化防止につながると,地域やPTAと共に公園に「グリーンUPガーデン」をつくりました。また,エコフォーラムで学んだことを発信したり,花の苗を配ったりするグリーンUP大作戦にも取り組みます。今年度は和の花の栽培にも挑戦しています。 5年生はエコ改修した校舎の工夫を探るエコツアーの中で,熱・水・光・風などの自然エネルギーの大切さを学び,自分ができる省エネ「マイエコライフ」を実践し,おすすめのマイエコライフを地域に広めます。今年度は新たにエコライフチャレンジに取り組み,その効果を調べています。発信して終わりではなく,実践できたかエコ日記に記録し,アンケート調査で実現度を調べ,より実践できるマイエコライフを再提案しています。 6年生は,燃料電池やCCSなど,新しい技術について様々な企業や機関と連携して学ぶ中で,省エネだけでは温暖化は防げない現実を学び,SDGsのNO7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」をテーマに持続可能な未来の環境について探究しています。環境に関する新しい技術をいろいろな企業や機関から学び,ESDを研究する他の行政区の小学校6年生とも協働で学習しながら,自分が大人になった未来のことを考えた真のエコライフを社会に提案します。 本校には自然教室という環境を大切にするために活動する部活動があり,環境にやさしい活動に励んでいます。3年前から地域の方や緑化協会の方と協働で地域にプランターを設置しています。また,地域の老人会と一緒にいのちの庭で育てた野菜で調理をしたり,ふだんお世話になっている地域の皆様にプランターを配ったりする活動もしています。今年度からSDGsの範囲を広げる意味で伝統文化自然教室と名前を変更しました。その他,水道の水はこまめに閉めたり,雑巾はバケツの水で洗ったり,雑巾を洗った水はいのちの庭の植物にやったりするなど 全校でも多くの取組を本校独自の当たり前として取り組んでいます。 これからも持続可能な未来の環境を考えるあかしや環境学習を進化させていきます。 その他,水道の水はこまめに閉めたり,雑巾はバケツの水で洗ったり,雑巾を洗った水はいのちの庭の植物にやったりするなど 全校でも多くの取組を本校独自の当たり前として取り組んでいます。これからも持続可能な未来の環境を考えるあかしや環境学習を進化させていきます。

来年度の活動計画

2020年度は,SDGsの達成に向けたESDの中における人権教育と環境教育が社会に開かれた教育課程となるように,カリキュラム・マネジメントの視点で学校教育全体を見直し,ESDカレンダーを活用して効果的なつながりを探っていきたい。そして,協働的問題解決学習の中で主体的・対話的で深い学びを生み出す単元を構築することで,あかしや環境プログラムや探究的ハートフル学習の単元構想を,より探究的で効果的なつながりがあるものに改善させていきたい。

また,あかしや教育で重点的に育成を目指す資質・能力(未来を生き抜く力)とESDの視点でのつけたい価値観・能力・態度を新しい学習指導要領で定められた3つの資質・能力の中に落とし込み,総合的な学習の時間の単元を起点に各教科・領域,特別な教科道徳科や外国語活動,プログラミング教育と内容的なつながり,方法的なつながり,資質・能力的なつながりの3観点で教育課程を編成していき,より客観的で一貫性のあるルーブリック(事前事後のアンケート方式)を作成することで,子ども自身が自分に何が身に付き,何が課題なのかがわかり(自己認識),新たな自分を目指す励み(新たなる飛躍)となるような評価の在り方を研究していきたい。