2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費

朱雀第四小学校は,地域や保護者と共に20年以上前から環境教育に取り組んできました。現在もその伝統を受け継ぎ,「人と環境にやさしい町 朱四学区」を目指し,人権教育と環境教育を中心とした本校の教育全体を「朱四舎(あかしや)教育」と定義づけ,年々進化させながら取り組んでいます。

2020年度は「ESD for SDGs未来に向けて持続可能な社会づくりを担う子をはぐくむ人権・環境教育~協働的問題解決学習の中で主体的・対話的,深い学びの実現~」を研究テーマに,SDGsに関わる様々な問題を人権教育・環境教育の中で取り上げ学習を進めています。

1・2年生では,自然やエネルギーの基礎的なことを体感し,3年生から総合的な学習の時間を中心に環境学習をしています。

3年生では学校の生き物から,学校にいてほしい虫ホタルやカブトムシなどを増やすことを調べたり飼育したりして,生物多様性までを考えていきます。

4年生からは脱炭素社会に向けて地球温暖化の問題に取り組み,自然を生かした生活を考えています。4年生はグリーンカーテンを育てることから植物のパワーについて調べ,緑を守り増やすことがCO2の削減につながることを体感します。地域やPTAと一緒に作った公園の「グリーンUPガーデン」の整備をしました。また,地域の方にグリーンを増やしてもらおうとグリーンカーテン用の植物の種を配りました。

5年生はエコ改修の校舎の工夫を探ることから自然を生かした省エネのことを知り家での生活に生かしたり,下学年に伝えたりしました。

6年生は市役所の環境政策局の方にもお世話になりSDGsの7などテーマに探究を重ね,地域に発信しようとしています。

人権教育では,毎月のテーマで学習するだけでなく,1・2年生は生活科で「命」3年生は「男女平等」4年生は「総合育成支援」5年生は「外国人」6年生は「国際理解(平和)」と探究的に学習し,学校や地域に発信している。

 

 

 

来年度の活動計画

2021年度は,人権・環境の教育が社会に開かれた教育課程となるように,カリキュラムマネージメントをさらに進め,ESDカレンダーを活用して環境や人権の学習を確立していきたい。

また,「未来を生き抜く力をどう育てるのか」「児童自身が次のステップに進むための自己認識の在り方」「具体的な評価内容」等の構築をさらに進めていきたい。