2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, その他の関連分野

1.環境教育プロジェクト 

電気科を中心に、本年度は、未来の中堅技術者の育成を基本に据えつつ新型風車を提案させ、持続可能な未来社会構築のための人材を育成した。研究については、技術系コンテストに発表し、技術研究論文の掲載を成果したほか実践的な活動とし、
「高校生ボランティア・アワード2019」にて、「さだまさし賞」を受賞し、横浜にて新型風車や水車について、のべ500人の参加者の人たちに内容を発表・紹介した。また「令和元年度地球温暖化防止環境大臣表彰」を受賞し、東京にて新型風車や水車について、環境省の人たちに活動内容を発表・紹介した。

機械科を中心に、本年度は、①Learning to knowの取り組みとして、次世代自動車と呼ばれているHV車やEV車、水素自動車などの仕組みや普及を推進するためにどのような設備が必要であるかを学習した。また弁理士による演劇を通した知的財産学習を実施した。②Learning to doの取り組みとして、地域の小中学生を対象とした工作教室を実施した。これらの取り組みは、生徒自身に省エネルギーや環境問題に対する意識を向上させると同時に、どのように学んだ知識を生かせるかという考え方が身についた。その結果として、生徒自身が技術の向上を求め技能検定(機械加工)に対して積極的に取り組み、工作教室においても身近な材料(段ボール)を活用した野球盤をデザインし製作した。写真に次世代自動車学習と工作教室を示す。

2.地域連携プロジェクト
商業科、国際ビジネス科を中心に、本年度は、地域連携プロジェクトとして①地域住民の方対象のパソコン教室実施、②地域の子ども園を訪問し電子紙芝居を上演、そして③地域創生プロジェクトに取り組んだ。パソコン教室は、13年継続実施しており地域の方から好評を得ている。子ども園の訪問と合わせて、生徒にとっては異世代交流の場として貴重な経験になっている。また、地域創生プロジェクトは、地域住民の方とともに地域活性化を目指し、地元の「未来を考えるワークショップ」など積極的に地域との連携に取り組んだ。高齢化が進む淡路島の将来について、住民の方と真剣に取り組む生徒の姿は、将来の淡路島を担う人材に育ってくれるものと感じることができた。

3.地域理解プロジェクト
本年度も、2015年度からスタートした地域理解のための「淡路学」講演会を実施し、1年生
が「ふるさと淡路島」の歴史や文化について学習した。(Learning to know)
環境ボランティア活動として、2年生全員で地域の海岸を清掃した。(Learningto do)
本年度は、新しく国際交流に取り組んだ。洲本市国際交流協会と連携し、姉妹都市のアメリカ合衆国ヴァンワート市の高校生とそのご家族、また洲本市内の高校生と一緒に淡路島バス観光を行った。地域理解を深め、異文化理解も図れた。書きそんじはがきキャンペーンを行い、440枚を集め、2万円を超えるお金をユネスコを通してカンボジアの学校に寄付することができた。( Leaning to live together )

来年度の活動計画

次年度も、これまで同様に各科の特徴を生かした取り組みを計画している。

電気科は、電気科の特徴を生かしたボランティア活動を実施できればと考えている。今後も、調査・研究を実施し、継続することが大切であると考えている。持続可能な教育実践として、様々な視点で解決が難しいとされている環境問題をとらえていきたい。

機械科は、機械科の特徴であるものづくりで地域貢献活動を実施できればと考えている。今後も、専門機関の協力による学習を積み重ね、アイデア創出や資格取得に行い、今後の社会を支える裾野人材の育成に努めていく。

商業科は、引き続き地域貢献へ積極的に取り組みたいと考えている。本年度は、地元について地域の方と考えてきたので、次年度は実際に考案したものが実現化できるようにより深く考え形にしていきたいと思う。

書きそんじはがきキャンペーンや国際交流にも引き続き力を入れていきたいと思う。