• しょうとくがくいんちゅうがっこうこうとうがっこう
  • 松徳学院中学校高等学校

  • Shotoku Gakuin Junior and Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 貧困

所在地 〒690-0015 島根県松江市上乃木1-14-51
電話番号 0852-21-5478/5578
ホームページ http://www.shotoku-h.ed.jp/
加盟年 2022

2023年度活動報告

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困

2023年度も1)「環境保全と地域文化の継承」2)「国際理解と異文化の尊重」3)「愛と福祉」を柱とし、これらに関わる取り組みを継続・発展させた。1)について:①宍道湖流出入河川である山居川、忌部川、および天神川の水質調査を継続-政府環境庁や河川域開発を担う地元建設業の方々と協働で実施した後、生徒による関係者へのインタビューを行った。水質改善に向けてのアイデアを出し合った。水質改善の一環としての河川清掃は続行している ②今年で4年目となる天神川の水草狩りを、松江市長及び市行政の方々も参加し行った。この活動が、天神川の流れる松江市白潟天満宮周辺の風物詩となるよう、今後もメディアを通じてアピールしていく ③②で刈り取った水草を地元NPO法人の所有する畑に蒔き、地質改善を行った。その畑に高校生が大豆とサツマイモの種を植え、昨年は鳩に食べられてしまい収穫ができなかった教訓を生かし、廃材や学校の裏山にある竹を切って作った案山子を設置。秋の収穫を可能にした。できたサツマイモについては水草刈りで活躍した中学生が調理して食べ、水草を蒔いた土・蒔かなかった土での作物の出来具合を比べた。③コロナ感染予防対策のため3年間中断していた宍道湖のしじみ学習・体験を実施した。今年は準備時間が足らずポスターセッションを実施できなかったが、来年度は行う予定。④山居川沿いの花壇づくり ⑤80歳以上のメンバーから構成される里山を守る会の方々と、里山保全活動を行う 2)&3)について:①ユネスコスクール同士である韓国・ソウルにあるYumkwang Schoolとオンライン交流を行った。その後Yumkwang Schoolと交流に参加した本校高校生間で、互いの高校生に人気のスナック菓子や文房具などを航空便を使ってプレゼント交換した。②40年以上継続しているフィリピン就学支援金募金を引き続き行った―生徒会による寄付の呼びかけや、教会バザー等に手作りのアクセサリー等を出品し、その売り上げを充当した。③クッキーを作って公民館祭りで販売、売り上げをマニラの貧困地区にある援助センター(コミュニティ)に寄附した。③本校の校章(IHS)を刻んだIHSビスケットの販売、またIHS和菓子を学園祭や地域の秋祭りで使用し、売り上げをバングラデシュ学費支援金に充当した。④カナダ、ブラジル、韓国国籍の島根県国際交流員に来校頂き、それぞれの国の文化とSDGsの取り組みについて講演して頂いた。⑤夏休みにSDG研究会のメンバーが、地域の学童塾の子供達と一緒に廃材を利用した工作をした―牛乳パックを使った栞、ペットボトルを使ったペン立て、流木とシーグラスを使ったモビールなど。⑥小児癌支援を目的としたレモネードスタンド普及協会に協力。松江城前や学園祭でレモネードを作って販売した。⑦ポリオ撲滅基金を募るロータリークラブの活動に協力した。

来年度の活動計画

これまで積み重ねてきたユネスコスクール活動を継続し、更に深めていく事が重要だと考える。2023年度中にルーブリック案をほぼ完成させたので、これを次年度は有効活用し、生徒の成長過程を可視化する。また「松徳リング」と名付けた、環境保全-廃棄物利用-作物栽培-収穫-商品化という循環社会構築に関わる学習成果発表会を中学部・高等部合同で、地域住民やステークホルダー、行政、NPO法人などを招いて実施する。
更にキリスト教に基づいた本校の教育理念「国際教育」「人間教育」とESD教育を連動させ、ユネスコスクール活動が心の成長を担うものとしての位置づけを明確化する。
「水の保全と賢明な利用」をテーマとする環境学習については、海外の水事情調査も実施する予定。
2023年度12月から4年ぶりに、「平和をもたらす使節団(The Ambassadors of Peace)」と銘打った海外姉妹校研修が再開した。そこでは本校のユネスコスクール活動に関わる取り組みを複数行っている。それについても次年度宇の活動報告書で紹介したい。

過去の活動報告