2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED), その他の関連分野

本校は、すべての教育活動をESDの理念で繋ぎ、「湘南学園ESD」を構築することをめざしている。具体的には、各学年の発達段階に応じて実施される「総合学習」を軸として、様々な活動を展開した。

①総合学習
中1では、「みんな違って、みんないい」をテーマに、自己肯定感を養うとともに、多様性を尊重することの大切さを学んだ。
中2では、「湘南、SHONAN、しょうなん~discover湘南~」をテーマに、「誰もが日々の生活の中で幸せを求めて努力していること、またそうした努力は他者との協力や協働があって実現できるのだ」ということを湘南地域で暮らす人々との交流や体験を通じて学んだ。
中3では、「平和な”くらし”を考える〜過去・現在・未来〜」をテーマに、自分たちを取り巻く環境とは異なる環境に生きる人たちの”くらし”に触れることで、「多様な生き方」や「多様な価値観」の存在することについて学んだ。
 高1・高2では、「Think about ourfuture ~2030~」をテーマに、SDGsを切り口にして現代社会の課題を見つめ、その課題解決の糸口を探るために、調べ、まとめ、発表することを通じて、皆で意見交換をしあい、共に考える関係を育んだ。
 高3では、「Give respect Get respect」をテーマに、「自分の将来の夢や目標」を生徒間で、さらに学校外の「大人」にプレゼンテーションしていくことによって、「自ら課題を発見し解決すること」や「コミュニケーションをとること」について実践的に学んだ。

②その他の主な活動
・経済産業省「未来の教室」実証事業に採択された一般社団法人 国際STEM学習協会と共に、高等学校情報科におけるチェンジ・メイカー育成授業を実施した。
・中国・北京市ユネスコクラブ協会主催「日中韓青年文化フェスティバル」(7月26日~31日)に生徒4名・引率教員1名が参加した。
・内閣府主催「東南アジア青年の船」事業に参加するASEAN諸国と日本の青年30名を本学にお招きして、10月26日に中2生徒と交流活動を実施した。
・「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」に関して、NPO法人ホロコースト教育資料センター主催「ホロコースト記憶の国際デー」(1月25日)に、本校の「ポーランド・リトアニアヒストリーツアー」に参加した生徒が登壇した。                                                                
                                     等

来年度の活動計画

 「湘南学園ESD」の構築に向けての努力を継続する。その中で、官公庁・大学・ロータリークラブ・NPO等の外部機関や、卒業生・保護者・地域の方々、他のユネスコスクール(海外も含む)等との広範で強固な協力関係を築くことで、「開かれた学び」の実現をはかる。そして、「様々な問題について自分で発見・理解し、適切に行動できる能力や態度」「多様性を認めて、他者と共に高めあっていく能力や態度」「国際的に活躍できる能力や態度」等を生徒が身につけられるようにしていきたい。