2022年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, エコパーク
本校は「桜花爛漫・飛翔若鷹 ~ひとりだちができる生徒~」を学校の教育目標とし、特色ある教育として「確かな学力の向上」「郷土教育の推進」「適応力の向上」に取り組んでいる。
今年度は、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、幸福で持続可能なまちづくり・学校づくりをするための個の学力、愛郷心、適応力の育成を目標とした。
■エコキャップ・コンタクトレンズ空ケース集め(全校生徒)
生徒会が中心となり、これまで続けてきたエコキャップ集めに加え、今年度からコンタクトレンズからケース集めも行った。全校生徒だけでなく多くの方の協力を得るために、活動の説明を書いたチラシを町内全戸に配付し、活動への参加を呼びかけた。
■後世に伝えたい地域の偉人「上木甚兵衛」について学ぶ~演劇「飛騨んじい」~(全校生徒)
大原騒動で農民を支援したことで流罪となったが、流罪先の新島の人たちからも慕われた上木甚兵衛について、岐阜県重要文化財として残る生家などを見学し、講師を招いて学習会を行った。また、上木甚兵衛とその息子の三島勘左衛門の孝行話を演劇にして、地域の方に披露した。
■地域の偉人「飛騨んじい」の物語で絵本作り(全校生徒)
前項で演じた演劇をもとに、生徒がイラストを描いて絵本を作成した。保育園に読み聞かせに行ったり、地域の施設に置いていただいたりした。
■梅花藻(バイカモ)の保全活動(1年生生徒)
学校のグラウンド脇を流れる側溝に群生している梅花藻(バイカモ)は、大変珍しく地域でも大切に保全をしている。そこで、1年生が側溝の周りの清掃や、流水の管理などを行い、保全活動の一役を担った。
■地域の宝「荘川桜」とダムに沈んだ故郷を忘れない活動「水没記念碑清掃」(3年生生徒)
地域の宝である「荘川桜」は、水力発電のために建設されたダム湖に沈むことになった荘川村中野地域から移植されたものであり、その存在はふるさとそのものである。そんな想いを継承するために、3年生が水没記念碑や荘川桜公園の清掃を行った。
■幸福で持続可能なまちづくり・学校づくりを考えるタウンミーティング(全校生徒)
白山ユネスコエコパーク内にあるユネスコスクールとして、地域や学校が持続可能なものになるためには、どのようなことができるのかを考えた。タウンミーティングには、地域で活動するいろいろな職種や立場の人々が集まった。
来年度の活動計画
白山ユネスコエコパーク内にあるユネスコスクールであるという視点のもとに、幸福で持続可能なまちづくり・学校づくりを進めるためには、何ができるのかを提言し、実行力のある取組を行っていきたい。
- SDGs(17のゴール)を意識した学習カリキュラムによる確かな学力の育成に取り組んでいく。
- ESDに資する環境保全活動や文化継承活動を取り入れた郷土教育に取り組んでいく。
- 人々が幸福で共生するための社会性の発達支援をプログラムに取り組んでいく。