2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解

本校の本年度の活動テーマは「ATG(明るく・楽しく・元気よく)で自主・自律 あくなき挑戦~仙南の星として~」である。このテーマを基に生徒が明るく,楽しく,元気よく学校生活を送りながら未来に向けて一人一人ができることを考え,実践する姿勢を身に付けさせたいと考えている。例年は,(1)国際理解,(2)環境美化,(3)伝統産業学習に係る活動を行った。

(1)国際理解

本年度は,国際理解教育として,オーストラリアや中国の学生とのオンライン交流学習を行った。3学年では英語の授業の時間を利用して行われ,生徒は各々に交流を楽しみ,他国の文化を学んでいた。また,1学年では総合的な学習の時間を利用して中国の中学生とのオンライン交流学習を行った。各学校や,地域の紹介を英語を用いて行い,生徒は中国の中学校の様子について真剣に話を聞いていた。また,白石中学校の紹介も行い,白石市の概要や伝統産業の紹介も行った。

(2)全校ボランティア

3学年は学校敷地内の草むしりや排水溝の清掃,1,2学年では学校区半径2km内のゴミ拾い活動を行った。この活動は,日頃からお世話になっている学校や地域の美化を図ることで,より活動しやすく,住みやすい環境になることを目的に行っている。生徒は友人同士でごみの大きさや量を競い合うなど,楽しみながら奉仕活動をしている様子がみられた。何事にも楽しみを見出す姿勢は生徒の今後に良い影響を与えると考えられる。

また,委員会の活動としても,週1回校地内外のゴミ拾い活動を継続して行っていたが,コロナウイルス感染拡大防止の観点から,年度の途中からこの活動は中止している。

 

(3)職場体験学習

2学年では,総合的な学習の時間を使い,伝統産業学習として,弥次郎こけしの絵付け体験,白石和紙を使ったペーパークラフト体験,蔵王酒造でのかい入れ作業体験,白石産ササニシキの生産についての学習,PR標語作成を行った。地域の伝統産業について学習し,文化祭では学習した内容をもとにした劇をいきいきと発表していた。

今後はこれらの活動で作った作品を,修学旅行や姉妹都市交流における御礼の品として使用し,白石市の伝統産業を守る活動として位置づけ,中学生から世界に情報を発信する力を身につけさせていきたい。

来年度の活動計画

ESDは引き続き,各教科の内容に即したものを中心に,より深化させていきたい。また,教科を横断したり,総合的な学習の時間で取り組んだりしていくことができたらさらに良くなると考える。ボランティア活動については,各学年で時期を考えながら,より地域に貢献できる活動を行っていきたいと考えている。伝統的に行っていることもあり,よりよい形を模索しながら実施していきたい。全校ボランティアのときだけではなく,日頃から自分のできることを行っていってほしい。