2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 人権, 福祉

1.   活動内容

「盲導犬キャラバン」「ブラインドサッカー体験

(人権・福祉を考える)

「ぶち合わせ太鼓」  (伝統を守る)

「白石探訪(校外学習)」(地域理解を深める)

「防災ショート訓練(年11回)」(防災について考える)

本校は,「健康で 主体的に学ぶ 人間性豊かな児童の育成」を教育目標に,「生き生き 輝け 白川っ子」をスローガンとして教育活動を実施している。本校にとってのESDは,現代社会における環境や人権などの課題を自らの問題として捉え,自分たちができることに取り組むことで,持続可能な社会を目指していくことと考えている。ESDを通し,特に「他者と関わる力」「責任を持って仕事に取り組む力」の育成を目指している。

具体的には,「盲導犬キャラバン」「ブラインドサッカー体験」「ぶち合わせ太鼓」「白石探訪(校外学習)」「防災ショート訓練」に取り組み,①人権 ②伝統 ③地域理解 ④防災 などについて活動を行った。

1.人権に係わる活動

2・3年生で「盲導犬キャラバン」を,5年生で「ブラインドサッカー体験」を     行い,障がいのある人の生活や我々ができることについて考えた。実際に盲導犬と生活している人の生き生きとした様子や,盲導犬の働きを見ることで,「自分にできること」について考える機会となった。「ブラインドサッカー体験」では,障がいを乗り越え,競技をする方の前向きな生き方を知り,自分の将来について考えるとともに,障がいのある無しに関わらず,互いに助け合いながら生きていくことの大切さを実感することができた。

2.伝統にかかる教育

白川小学校の「ぶち合わせ太鼓」は,30年以上の歴史があり,代々6年生に受け継がれてきた。しかし,近年の少子化に伴い,本校の児童数減少を鑑み,今年度より,5・6年生による取組とした。6年生が進んで5年生に教え,伝統を守ろうとする姿を見て,5年生は伝統を引き継ぐ重みを感じている。5・6年生の太鼓への取組を見ることで,下級生も伝統を継承しようとする心が養われている。

 

3.地域理解にかかる教育

6年生の校外学習として,私たちが住む「白石探訪」を行った。事前学習で白石市内の様々な施設や特産品について調べ,ふるさとをより深く知る学習になった。特に,特産品の「うーめん」については,子どもたち自身,小さいころから食べ慣れているものであるが,その歴史や製麺所の工夫を知り,ふるさとについてより深く知りたいと考えるきっかけづくりとなった。

4.防災にかかる教育

 本校では年11回の計画で「防災ショート訓練」に取り組んでいる。身近に起こりうる災害知識を深めている。繰り返し取り組むことで,児童の防災への意識が高まっている。今年度は,フリー参観時に予告なしの避難訓練を行い,児童の動きの様子を保護者の方に見ていただく機会となった。

来年度の活動計画

「盲導犬キャラバン」「ブラインドサッカー体験」などの福祉に関する分野,「ぶち合わせ太鼓」「白石探訪(校外学習)」「防災ショート訓練」に係る活動は,引き続き行っていく。

次年度は,新型コロナウイルス感染の予防に留意しながら,地域の方と協働する機会を工夫して設けていくことが大切であると考えている。