2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, その他の関連分野

本校は,「健康で 主体的に学ぶ 人間性豊かな児童の育成」を教育目標に,「生き生き 輝け 白川っ子」をスローガンとして教育活動を実施している。本校にとってのESDは,現代社会における環境や人権などの課題を自らの問題として捉え,自分たちができることに取り組むことで,持続可能な社会を目指していくことと考えている。ESDを通し,特に「他者と関わる力」「責任を持って仕事に取り組む力」の育成を目指している。

  具体的には,「クリーン作戦」「ぶち合わせ太鼓」「読み聞かせ」を柱に,①環境の尊重に係わる活動 ②伝統を大切にする活動 ③読み聞かせボランティアと係わる活動 を行った。

① 環境の尊重に係わる活動
   学校の敷地内に止まらず,学校周辺の清掃活動を行った。6年生を中心にグループごとにゴミ拾いや分別をすることで,普段は気にしない道端にたくさんのゴミが落ちていたことを知り,環境を守ることの大切さを実感した。活動を通し,自分たちの身近なところから環境整備をすることで,より良い環境を作っていこうとする意識が高まった。

  

② 伝統を大切にする活動

白川小学校の「ぶち合わせ太鼓」は,30年以上の歴史があり,代々6年生に受け継がれてきた。しかし,近年の少子化に伴い,本校の児童数減少を鑑み,今年度より,5・6年生による取り組みとした。6年生が進んで5年生に教え,伝統を守ろうとする姿を見て,5年生は伝統を引き継ぐ重みを感じている。5・6年生の太鼓への取り組みを見ることで,下級生も伝統を継承しようとする心が養われている。

① 読み聞かせボランティアと係わる活動

 月に1回,読み聞かせボランティアによる読み聞かせを実施している。児童は毎回どんな話を聞くことができるか楽しみにしており,本に親しみを持っている。3名のボランティアは地域の方々なので,行事に合わせた内容の本を紹介してくれたり,読み聞かせの前後に,地域の話題を話してくれたり,コミュニケーションを積極的にとってくれている。

来年度の活動計画

「クリーン作戦」「ぶち合わせ太鼓」「読み聞かせボランティアの方との係わり」に関する活動は,引き続き行っていく。
 次年度は,運動会を地区民運動会と合同で行うことが決定している。地域の方と協働する機会が増えていくと考えられるので,地域の方々との交流を一層進めていくことが大切であると考えている。