2018年度活動報告

本年度の活動内容

　本校は、「つながろう！汐田の自然や人～関わる　伝える　つながる～」を活動テーマとして、ＥＳＤを自分たちの住む町の自然や人、ものとの「つながり」について学習を深め、持続可能な社会づくりの担い手を育む教育活動であると捉え、ＥＳＤの実践を通して、汐田の自然や人、ものに積極的に関わって問題解決に取り組む力の育成を目標にしている。

　具体的には、自分たちの住む汐田の町の自然や人、ものとの「つながり」を柱に、①汐田に生活する人々とつながる活動、②家庭や地域とつながる環境美化活動、③思いやりの心を育てる福祉体験活動を行った。

① 汐田に生活する人々とつながる活動（多様な世代・身近な地域とのつながり）
・老人会の方々による「昔遊び」伝授の会

・「まち探検」で会社や工場、お店の人との交流

・保護者や地域の人々とともに作成する「校区安全マップづくり」

・地域の人々が語り部となり、戦争体験を聞いて、平和に対する思いを高める交流など

地域の特色を知るとともに、そこに暮らす人々と関わる活動を通して、人と人とのつながりと地域とのつながりに気づき、地域への愛着心を育んでいる。地域に生活する人々と交流することで、心のつながりを深める活動をすることができた。

② 家庭や地域とつながる環境美化活動（家庭・地域とのつながり）

・地域に身近な川（柳生川、富田川、豊川）の水質検査

・家庭でのごみについて考え、ごみの分別や減量の取り組み

・節水キャンペーンなど

ごみを減量するために家庭でできることを実践したり、水を大切にしていくために自分たちにできることを実践したりする活動を通して、環境を考えたり美化意識を育てたりすることができた。　　

③ 思いやりの心を育てる福祉体験活動（人とのつながりを取り入れた参加体験型学習）

・校区内の保育園児との交流

・福祉実践教室（高齢者疑似体験、車いす体験）など

幼児やお年寄り、障害のある方々など、いろいろな人と関わることで、福祉に興味関心をもち、同じ社会に「共に生きる」ことについて理解を深めていくことができた。

来年度の活動計画

牟呂八幡社祭礼、地域の幼保との交流会、様々な出前授業（ユニバーサルデザインや豊橋の祭、上水道、下水道など）、汐田コミュニティースクール、学校保健委員会、資源化センター見学、プラスチックリサイクルセンター見学、農業体験学習、Ｊアラート行動訓練、校区合同防災訓練、人権講話、昔遊びの会などを行う予定である。 毎年恒例になっているものが多く、地域とのつながりを来年度も深め、続けていく。そして、子ども達が、具体的な課題の発見・探究・解決の過程で、児童自らが持続可能な社会づくりに関する価値観を身につけ、自らの意志を決定し、行動を変革していくことができるように配慮していく。