2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 人権, 福祉

本校中学部では重点目標の一つとして、「身近な人と一緒に活動しようとする態度を育てる」を設定し、目標達成のための手だてとして、「花づくりの活動で、自分の役割を意識した活動を行い、生活環境を豊かにする」「ひととともに活動するよさを感じることができるように、地域の方や隣接する附属中学校生徒との交流活動や太鼓の演奏活動を計画的に行う」を位置付けている。

高等部では重点目標として、「ともに活動する人と一緒に生活を楽しもうとする心情を育てる」「今と将来の生活を見据え、社会の一員として自らかかわりを持とうとする意欲や態度を育てる」を設定し、目標達成の手だてとして、「ひとに思いを寄せながら製品の製作や販売、広報活動などを行い、願い(目標)の実現に向けてやり遂げる作業単元学習を行う」を位置付けている。

①花づくりの活動を通した地域との交流(中学部)

地域の花壇での花づくり・花の手入れの活動では、地域の方々から声を掛けていただいたり、公園に来ている方々と触れ合ったりし、自然な交流を継続して行った。

②行事や生活単元学習を通した地域との交流(中学部)

コロナ禍になる前は、クリスマス会、新年会といった行事にお越しいただき、地域の方々や附属中学校生徒とともに楽しめるゲームを工夫し、準備を行い、当日も活動を楽しむことができた。コロナ禍に入ってからは、一学期の生活単元学習「中学部みんなであさひのテラスをつくろう」や二学期の生活単元学習「みんなで『あさひの運動広場』をつくって楽しもう」では、地域の方々や附属中学校生徒との交流が生徒たちの意識の中に位置付き、コロナ渦がおさまったら一緒に楽しめることを願って活動した。また、「朝陽野通信」を生徒たちが作成し地域の方々や附属中学校に届け、自分たちの活動の様子を紹介した。

③太鼓の活動を通した地域との交流(中学部)

コロナ禍の前は、毎週木曜日の音楽の時間に位置付けている太鼓の演奏を通しての交流に取り組んだ。継続して参加する方もおり、生徒たちも喜んでいた。

来年度の活動計画

①花づくりの活動を通した地域との交流・行事や生活単元学習を通した地域との交流(中学部)

コロナ禍ではあるが、今年度に実施した交流をできる範囲で継続していきたい。また、地域の方々との交流に活用できるスペースも設けることができたので、地域の方々とのより日常的な交流が実現できるような工夫もしていきたい。

②作業単元学習を通した地域との交流(高等部)

今年度はコロナ禍でできなかったが、地域の公民館活動との連携を継続していきたい。具体的には陶芸班での陶芸作品作りのほか、その他の作業班での実施なども公民館のニーズも踏まえ、検討していきたい。