2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, 環境, 平和, 人権, 福祉, 健康

本校は,「ともに学び 一人となる」を学校教育目標のもと,「本質に迫る教科学習の在り方~問題発見・解決の過程における生徒の姿に焦点をあてて~」と研究テーマを据えています。SDGsを通してつける力が,将来生徒が社会に出てはたらく資質・能力の育成と捉え,活動に取り組んでいます。
具体的には,総合的な学習の時間での,学友会活動を中心に実践を積み重ねています。

1 総合的な学習の時間「ヒューマン・ウィーク」

本年度新型コロナウイルス感染症の影響もあり,10月中旬に3日間の総合的な学習の時間をまとめ取りし,社会体験学習,SDGsに係る探究活動を行いました。1年生は「10年後の未来」をテーマに据え,SDGs(持続可能な世界を実現するための17の国際目標)の課題を窓口とし,講座ごとにワークショップ(調べ学習や調査活動)を行い,個人で追究する課題を決め出しています。2年生では,働くことをテーマとして「14歳の問い」を設定し,地元の企業の協力を得て,ワークショップを行い,自分の生き方について追究しました。今の社会はどのよう状況で,これから生きていく私たちはどのような社会を築いていけばよいか,どのように生きていけばよいかなど,問いを追究しました。

①  地域の企業との交流と環境美化活動

学友会が企画し,地元企業であるF株式会社と合同で地域の環境美化活動を行っています。この活動は地域の美化活動を通して近隣地域の一員であるという自覚を高めることを目的にしています。これまで17年間継続して実施しております。(本年度中止)

②  自分たちの活動をSDGsの視点で見つめ直す

附属長野中学校の令和2年度学友会では,現下の新型コロナウイルス感染症に対して,全学友でできることはないか,学校生活をより安全にするために取り組むことは何かを拡大委員長会で検討してきました。各委員会から出されたものから,最終的に10の目標を「FUZOKU CORONAVIRUS COUNTERMEASURES GOALS『FCGs』」として取りまとめました。そして,令和2年12月22日に行われた第2回学友総会において,提案したところ,全学友に承認されました。

 

来年度の活動計画

ユネスコスクールの理念や持続可能な開発目標の視点で、現在行われている本校の教育活動の質を高めるようにしたい。
①  総合的な学習の時間をSDGsを窓口にして「持続可能な社会の創造」について探究していく。社会の一員,国際社会の一員として,自分の生き方を追究していく。
② 特別活動,学友会活動等で,中学生の地道な活動を大切にし,みんなの幸せにつながる活動を展開していく。また,話し合い活動を重視し,多様な意見を認め合う集団づくりを進めていく。
③ 本校の教育活動を外に向かって発信することを大切にする。中学生であるから考えられること,実践できることを大切にしていきたい。