2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉

本校の国際理解教育の目標である「友達を互いに人間として尊重し、思いやることのできる子」「自国や他国の文化のよさや違いが理解できる子」「互いに助け合い、だれとでも分け隔てなく協力し、国際交流に参加できる子」の育成を目指して、総合的な学習の時間と児童会活動に取り組んだ。

1 児童会活動 (人権集会、アルミ缶・エコキャップ回収、赤い羽根共同募金、一円玉募金)

 児童会では、常時活動として学期に1回ごとに期間を決めて、アルミ缶・エコキャップ回収を行った。今回は165.7kgのエコキャップを回収することができ、約83人分のワクチンに交換することができた。また、募金活動として、1円玉募金と赤い羽根共同募金を行った。人権週間中には、「人権集会」を開き、全校児童が参加した。児童会と各委員会の委員長たちが中心となって紙芝居形式で、いじめのない学校づくり、思いやりのある行動を呼びかけた。また、生活委員会を中心に、身の回りのハッピーを見つける、「ハッピー活動」を実施した。12月には、北名古屋市いじめ子どもサミットに児童会会長、副会長が参加し、他校と情報交換を行った。

2 総合的な学習の時間の活動

① 5年生の取組「ワールド集会」「学習発表会」

5年生の児童は、外国の文化について調べたり考えたりするために、JICA中部から講師を招き、ワールド集会を開催した。青年海外協力隊として活動した経験のある講師から、モルディブ共和国の事例を中心に、暮らしの様子、小学校の様子や子どもたちの生活について話を聞いた。

学習発表会では、12か国について衣食住やその国の特色やすばらしさをグループで調べ、発表した。世界の国々が抱える課題について、自分たちにできることは何かを考えるきっかけになった。

② 6年生の取組「伝統芸能について学ぶ活動」「学習発表会」

6年生の児童は、「地域についての理解を深めることが、国際理解の基本となる」という考えから、地域に受け継がれている伝統芸能についての学習を行った。保存会の方々の協力を得て、「能田徳若万歳」「熊之庄流鏑馬行事」「六ツ師獅子舞」「高田寺白山社神楽太鼓」「六ツ師神楽屋形及び神楽ばやし」の5つの伝統芸能について、体験学習や調べ学習を進めた。

学習発表会では、地域の5つの伝統芸能に加え、日本に古くから伝わる3つの伝統芸能「能」「狂言」「歌舞伎」について、調べたことをグループで実演を交えて発表した。この学習を通して、児童の中に、「伝統を絶やすことなく、次世代につなげていきたい」という思いが芽生えた。

3 健康教育

 本校は健康推進学校であることから、児童の心と体の健康に関する教育に力を入れて取り組んだ。学校医の先生方やスクールカウンセラー、外部講師を招き、全校児童と保護者が参加できる学校保健委員会を行った。また、全学級で健康に関する授業に取り組んだ。

来年度の活動計画

本校の国際理解の目標である「友達を互いに人間として尊重し、思いやることのできる子」「自国や他国の文化のよさや違いが理解できる子」「互いに助け合い、だれとでも分け隔てなく協力し、国際交流に参加できる子」の育成を目指して、総合的な学習の時間と児童会活動に取り組む。

① 総合的な学習の時間

3年生 「えっへん!これぞわがまちじまん」「外国の文化にふれよう」

4年生 「外国の文化にふれよう」

5年生 「ひとつの世界、さまざまな国々」

6年生 「日本や地域の伝統芸能に触れよう」

     「外国の言語について学ぼう」

② 児童会活動

アルミ缶・エコキャップ回収(5月~3月)

一円玉募金(9月)

赤い羽根共同募金(11月)

人権集会(12月)

北名古屋市いじめ子どもサミットに参加(12月)