2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校は「豊かな心をもち,進んで学ぶ,健康でたくましい児童の育成」を教育目標に掲げ,4つの柱(「1環境」,「2持続可能な生産と消費」,「3福祉」,「4持続可能なまちづくり」)の実践を通して児童が自分たちの住む地域に対して主体的に考え,行動できる力をつけるための活動を行った。

(1)環境に関する取組

①セイタカアワダチソウの駆除活動

10/2(金),6年生13名は勝山北部中学校2学年17名と1~5年生64名は5年生をリーダーとした6つの縦割り班に分かれて鹿谷町内にあるセイタカアワダチソウの駆除を行った。

②ホタルの生態を調べる活動

 5年生がホタルの生態を学習し,9/2(水)に勝山北部中学校区の荒土小学校と北郷小学校とオンラインでつなぎ,地域の環境について調べたことを発表した。

(2)持続可能な生産と消費に関する取組

米作り

学校田で本郷生産組合の協力を得て,5/20(水)に6年生13名が田植え,9/28(月)に5・6年生26名が稲刈りと,手作業による米作り作業を体験した。収穫した米は日頃お世話になっている方々に感謝状を添えて贈ったり,学校給食で活用したりした。

②サツマイモ・ダイコン作り

5/19(火)に1・2年生がサツマイモの苗を植え,9/24(木)に収穫した。10/22(木)に焼き芋を作った。9/28(月)に,2年生が大根の種をまき,12/10(木)に収穫した。その後,12/21(月)ダイコンの煮物を作った。

(3)福祉に関する取組

お年寄りとの交流

4年生の福祉学習で,コロナ禍でも地域のお年寄りと交流をするための方法を考えてビデオレターを制作した(10月~11月上旬)。ビデオレターは鹿谷町社会福祉協議会を通して,町内各地にあるサロンに送った。

(4)持続可能なまちづくりに関する取組

「恐竜ひょうたん」作り

鹿谷町まちづくり協議会の協力を得て,5年生が鹿谷町特産のひょうたんを育てた

(5/12(火)種まき,6/10(水)植え替え,9/15(火)収穫)。収穫後,恐竜ひょうたんの置物作りを行った(9/30(水)穴開け・種取り, 11/4(水)絵付け)。完成後,鹿の子発表会で展示した。地域の方から地域特産のひょうたん作りと恐竜ひょうたんの置物作りの指導を受けることで地域の方との絆を深め,恐竜ひょうたんが育つ鹿谷の地に愛着を持つことができた。

来年度の活動計画

来年度も引き続きESDをスクールプランに位置づけ,保護者や地域の方,関係各専門機関の協力のもと「1環境」,「2持続可能な生産と消費」,「3福祉」,「4持続可能なまちづくり」を大きな柱として,各学年で学習活動を行う予定である。環境は5年生の総合的な学習で,持続可能な生産と消費は1・2年生の生活科を中心に,福祉は4年生の総合的な学習で,持続可能なまちづくりは3・5・6年生の総合的な学習や社会科を中心に学習活動に取り組む。各学年の活動については11月の鹿の子発表会で活動内容や成果を発表し合うことで地域の良さや魅力を共有したり,上級生から下級生へと活動を引継いだりすることで,児童が自主的に取り組む態度を育み,次年度の活動の目標を持たせ,自ら体験することによって新たな発見があるようにしていきたい。