所在地 〒982-0243 仙台市太白区秋保町長袋字大原45-5
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加盟年 2022

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費

本校の所在する宮城県仙台市の秋保町は,宮城と山形を結ぶ街道沿いに古くから栄え,ユネスコの無形文化遺産に登録されている「秋保の田植踊」など,固有の伝統や歴史を大切に受け継いできた町である。美しい山川や温泉などの豊かな自然を生かして農業,環境業などが盛んであり,G7の関係閣僚会議の開催地となるなど,内外に知名度を上げている。

本校は,このような地域にあって「美しく続いていく秋保の地域と共に歩む学校」を理念とし,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野,①地域市民および平和と非暴力の文化,持続可能な開発および持続可能なライフスタイル,③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重,を通して「未来の創り手となる力の育成」を目指している。

①に係る活動としては,5月に秋保で開かれたG7仙台科学技術大臣会合に参加した諸外国の方々を,国歌を歌って歓迎しました。後日,担当大臣より感謝状をいただき,地球市民としての意識を高め,平和に進んで貢献する意義を感じることができた。防災に係る学習としては,全校生徒が地域の方々と合同の防災訓練を行い,1年生が東日本大震災の被災地荒浜小を,3年生が南三陸町を訪問した。

②に係る活動としては,全学年の夏休み中のキャリアインターンシップ,2年生が地域で3日間行う職場体験活動(11月)を行い,また,地域の特産物であり「そば」を一人一人がそばの打ち方を学ぶ「そば学習(11月)」を実施した。地域の様々な事業所に協力していただいて多様な仕事を体験することができ,生徒たちは自分の将来を考えるとともに,地域の良さに触れる経験ができた。この経験が地域に関わっていこうとする意識に繋がることが期待される。

③に係る活動としては,英語の授業でALTとのティーム・ティーチングによる国際デーの授業を行い,異文化理解の学習を行った。「国際お茶の日(5月)」には,世界のお茶の文化や歴史や作物としての大切さについて,「世界津波の日」は東日本大震災を経験した日本が中心となって提案したものであることや“Tsunami”の起きるメカニズム,被害の多い国や地域,防災のための国際的な取組などについて,理解を深めることができた。また自国の文化を学ぶ活動として,地域の歌舞団に指導をいただき,和太鼓と篠笛の演奏に取り組み,練習の成果を学校の文化発表会(9月)の他,地域のお祭り(9・10月)でも披露して,好評を博した。

 

来年度の活動計画

本校は「美しく続いていく秋保の地域と共に歩む学校」を理念とし,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野,①地球市民及び平和と非暴力の文化,②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル,③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重,を通して「未来の創り手となる力の育成」を目指している。

①に係る活動 ・生徒会による社会貢献活動(随時)

・南三陸町訪問(2学年5月)

・地域合同防災訓練(6月)

・荒浜小学校訪問(1学年10月)

②に係る活動 ・キャリアインターンシップ(7~8月)

・職場体験活動(2学年10月)

・そば学習(11月)

③に係る活動 ・国際デーの学習(随時)

・和太鼓・篠笛演奏(文化発表会9月,地域行事9・10月)

過去の活動報告