2022年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困
本校は「心清く」「平和をつくりだす」人の育成を学校理念の1つとしており、学校生活やボランティア活動は豊かな心を育む時間と考え大切にしています。
今年度は、授業や学園祭、ボランティア活動内でできることを計画し実施しました。ただし、新型コロナウイルス感染症拡大のため実施できなかった活動もあります。
授業内での活動として、中学生では「オーガニクス」、高校生では2年生の選択科目「教養」、3年生の選択科目「実践教養」の中で生物多様性・環境・持続可能な生産と消費について取り組みました。
【内容】中学生「オーガニクス」
この授業では、 在来種の麦や野菜を、学校所有の畑を利用して無農薬で栽培し、それを調理するまでの過程を学びとしています。今年度も新型コロナウイルス感染症を鑑み、調理実習は実施ししませんでした。
5月 麦の収穫、サツマイモの定植
6月 脱穀 収量測定
9月 小麦の製粉
10月 ヒンメリづくり
11月 小麦の播種 芋ほり
1月 小麦・大麦の観察 麦踏み 落ち葉運び
2月 まとめ
【内容】高校2年生 選択科目「教養」
この授業では、現代にいきる女性としての知識を養い「考える力」と「生きる力」を身につけることを目的で下記の項目を計画・実施した。
4月 塩作り開始・オーガニクス麦収穫・ハーブの講義
5月 塩作り・ハーブ定植・SDGsのついての講義
6月 麦の脱穀・塩作り・大豆種まき・ハーブ観察・SDGsについての講義
7月 塩完成・ハーブ収穫
9月 麦の製粉・学園報発送作業・冬野菜作り
10月 SDGsについての講義・大豆収穫
11月 麦の播種・味噌作り・クリスマスカード
1月 冬野菜収穫・SDGsについての講義・学校周辺整理
2月 味噌観察・まとめ
【内容】高校3年生 選択科目「実践教養」
現代に生きる女性としての知識を養い「考える力」と「生きる力」を身につけることを目的で下記の項目を計画・実施した。
4月 オリエンテーション 藍・綿の種まき
5月 綿の生産や再生素材の状況講義・畑の観察
6月 SDGs講義・畑の観察・綿を製糸作業
9月 藍・綿収穫・藍染の講義
10月 藍染め
11月 綿糸の制作物・クリスマスカード
【内容】学園祭
この授業では、中学生から高校生各クラスで『 SDGs』をテーマにSDGs17の目標にテーマを絞りそれぞれのクラスで活動をしました。
中1 SDG’s とは
中2 5 ジェンダー平等を解決しよう
中3 12 作る責任使う責任,14海の豊かさを守ろう,15陸の豊かさを守ろう
高1A 8 働きがいも経済成長も
高1B 6 安全な水とトイレを世界中に
高2A 12 作る責任使う責任
高2B 11 住み続けられるまちづくりを
高3 13 気候変動に具体的な対策を
興味を持って調べたこと、初めは興味があまりなかったけれど、取り組むうちにいろいろ知りたくなったこと、もっともっと知識と知恵を身につけて何かに活用したいと思ったこと、そうして生徒1人ひとりが考えたことの先に、私たちの生きる世界が「ともに生きる世界」になるヒントが隠されているように思います。
授業外での活動として、ボランティア活動に取り組みました。
【学校内】
古着を回収し、古着屋へ買い取ってもらい、お金を募金いたしました。
【学校外】
ボランティア活動では、南国市モノづくりフェスタ、後免町軽トラ市、物部川フェスタのお手伝いをしました。
【計画し実施できなかった活動】
①地域に係る活動
本校の所在地である市と、隣接する市町村での活動
学校周辺地域で行われている「ホタルを見る会」の活動:ホタル生息場所の清掃、ホタルの観察
香美市で開催される「塩の道トレイルランニング」
高知市大津子ども会
②福祉に係る活動について(今年度は新型コロナウイルス感染症のため実施できませんでしたが、以下の様な計画を実施する予定でした。)
地域の子ども会「大津子ども会」・介護施設への訪問・引退盲導犬の支援活動
来年度の活動計画
今年度は新型コロナウイルス感染症のため実施できなかった計画がまだあり
、来年度は可能な中実施していきたい。とくに生徒の自主的な活動を重視し、社会の中にある様々な課題に目を向け、身近な問題から世界的な問題まで「隣人を愛する」という目標の下、具体的な活動を展開していきたい。生徒数は少ないが、ボランティアに関心のある生徒は多く、新たな取り組みも模索していきたい。