2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解

今年度のSDGsに関する探究活動は、20グループ延べ146名が参加して学内外での研究活動を行いました。再生可能エネルギーのバイオメタンに関する研究、地域の河川環境の調査とそこに生育するカワノリの研究、エシカル消費に関するフェアトレードの研究などを行いました。特に、静岡理工科大学と連携した星陵ラボでの先進的な研究や地域の課題をテーマにした生徒主体の研究などを幅広く展開しました。また、研究内容の充実だけでなく、成果の発表や論文などの成果物の作成にも力を入れました。今年度はこれまでに、学会・研究会・地域での発表を延べ102名、ポスター賞・論文賞・活動奨励賞などの受賞を18件、鈴与教育研究活動支援金・山﨑自然科学教育振興会などの研究助成を9件受け、大きな成果を上げることができました。4年目となるバイオメタンの活動では、第5回全国ユース環境活動発表大会の関東大会で第2位になり、2月に東京で開催される全国大会に出場しました。

 また、SDGsにおける校内での啓発活動にも力を入れています。定期的にSDGsを取り上げ学年ごとにポスターを作成し、校内・各クラスに掲示し、文化祭では今まで作成したポスターを一般客に向けて掲示しています。その他、今年度も、ゴールデンウィークから夏休み明けにかけて校舎の一角にグリーンカーテンを作成しました。現在生徒たちには植物に触れる機会が極端に少く、その中でゴウヤを苗から上育てていくことは命の尊さを実感する良い機会となりました。環境問題だけではなく生命の尊さについても改めて意識を深めることができました。またグリーンカーテンを作成したことにより校内の気温が低くなったことを確認しました。地球温暖化に関して考える機会となりました。

来年度の活動計画

研究活動については、来年度も引き続き生徒主体の幅広い研究活動を展開します。バイオメタンは、宮城県で2020年のパラリンピックの聖火イベントで活用されることが予定されており、成功に向けての準備も進めています。SDGsに関する研究活動を通して、地域振興や世界課題の解決に向けて様々な挑戦を行います。
 グリーンカーテンの作成についても、グリーンカーテンだけではなく、花壇等にも植物を育てていき、ユネスコ委員会の活動を広げていきます。