2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困

①  国際理解に係わる活動

・JICA関西センターから元青年海外協力隊の方からサモアでの協力活動の講演を聞き、それがSDGsにどうつながるかなどを考えた。

・国際理解講演会を実施し、近畿大学から大学教授を招いて「あたりまえ」の違いや「やさしい日本語」についての話を聞いた。

・和歌山県が行っているアジア・オセアニア高校生フォーラムに参加し、和歌山県の高校とアジア・オセアニアの国の高校生と世界共通の課題について意見交換を行い、文化交流も行った。

・和歌山県と中国四川省のオンライン交流に参加した。その中で、四川省宜賓市第一中学校で日本語学科を専攻する生徒とのオンライン交流を実施し、日本語と中国語で交流を行った。

・タイのカセサート大学附属マルチリンガルプログラム校からの訪問団(生徒12名)を受け入れ、各クラスの授業に参加してもらった他、クラブ活動の見学や高野山への案内など通じて交流を深めた。

・外国語授業では、異文化理解を目的として、第二外国語(中国語・韓国語・スペイン語)の習得を促進し、第二外国語レシテーションコンテストを実施した。スピーチコンテストや弁論大会、検定にも積極的に参加している。

② SDGsをテーマとした総合的な探究の時間を展開

  • 1年生では,地域学習を足がかりに,地域理解,地域活性化などをテーマにSDGsにつなげる活動を展開しました。SDGsの17ゴールについて学習したのち、和歌山市の取り組みや地元企業のSDGsへの取り組みについて講演で話を聞いたり学んだりしました。特に,学校周辺の文化施設や歴史施設をたずね,長い歴史のある施設をどのように継続してきたかや,地域活性化にどのように貢献しているかなどを幅広く調べた。
  • 2年生では,具体的なSDGsを直接のテーマに掲げて探究活動を行った。17のゴールのうち特に7つのゴールを設けてグループに分かれ活動を行った。今年度選定した7つのゴールは,「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「ジェンダー平等を実現しよう」「人や国の不平等をなくそう」「つくる責任つかう責任」「海のかさを守ろう」「平和と校正をすべての人に」である。年度前半はSDGsについて広く学び、各自が何を探究すべきかを考えた。後半は生徒各自が気になったことを特に探究し,お互いに発表しあうことを行った。
    ユネスコ活動に注目し、ユネスコが募集するフォーラム等への参加を検討したが、結果として参加には至らなかった。
    文部科学省ワールドワイドラーニング事業の大阪教育大学高校生国際会議に参加し、ワークショップに参加した他、「貧困」をテーマにポスター発表を行った。
  • 3年生では,昨年度探究したSDGsの内容を取り上げ、それをどう進路に生かすかまとめる活動を展開した。その後、SDGsのテーマを取り上げ、グループ討論を中心に意見交換や解決策を探る活動を行った。

来年度の活動計画

2023年度は、新型コロナウイルス感染症による自粛ムードを離れ、本年度受け入れたタイのカセサート大学附属マルチリンガルプログラム校へ逆に訪問を予定するなど、さらに海外との交流事業を進めていく予定です。

外務省高校講座や国際理解講演を実施していきます。

和歌山県アジア・オセアニアフォーラムやワールドワイドラーニング諸活動、ユネスコ関連諸活動へ参加できるようにしていきます。

「総合的な探究の時間」を、SDGsを中心とした探究活動としてすすめていき、新型コロナウイルス感染症による自粛ムードを離れて、校外の諸団体や地域へ出ての活動を進める予定です。これまで力を入れていた国際交流活動に加えて、具体的にSDGsへアクションを起こせる活動を計画しています。