2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, 環境, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 貧困

①  国際理解に係わる活動

外国語授業では、異文化理解を目的として、第二外国語(中国語・韓国語・スペイン語)の習得を促進しています。第二外国語レシテーションコンテストの開催をはじめ、スピーチコンテストや弁論大会、検定にも取り組みました。

② SDGsをテーマとした総合的な探究の時間を創設しました

  • 1年生では,地域学習を足がかりに,地域理解,地域活性化などをテーマにSDGsにつなげる活動を展開しました。この中で,SDGsの17ゴールの理解や,いまなぜSDGsなのかなどを学んでいきました。特に,学校周辺の文化施設や歴史施設をたずね,長い歴史のある施設をどのように継続してきたかや,地域活性化にどのように貢献しているかなどを幅広く調べることができた。
  • 2年生では,具体的なSDGsを直接のテーマに掲げて探究活動を行った。17のゴールのうち特に8つのゴールを設けてグループに分かれ活動を行った。今年度選定した8つのゴールは,「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「ジェンダー平等を実現しよう」「働きがいも経済成長も」「住み続けられるまちづくり」「つくる責任つかう責任」「海のかさを守ろう」「平和と校正をすべての人に」である。年度前半は,これらに関する書物資料にどのようなものがあるかに注目して調べ,発表活動などを行った。後半は生徒各自が気になったことを特に探究し,お互いに発表しあうことを行った。
    JICAから講師を招き,サモアでの国際協力活動について講演を聴くことができた。
    ユネスコの活動にも注目し探究するグループもあったが,今年度は探究を始めたばかりであり,ユネスコが募集するフォーラム等へ参加には至らなかった。しかし,ユネスコ記念ロゴマーク選定アンケートに答えるなどして,できることからやろうというグループもあった。
    WWL高校生国際会議に「児童労働について」をテーマとしてポスターセッションに参加した。
  • 3年生では,SDGsをテーマにグループ討論を中心に活動を行った。取り上げたテーは世界の人口動態から「乳児幼児医療」「教育と貧困」「医療看護」。

来年度の活動計画

2021年度のSDGSの活動を引き継ぎ、2022年度も具体的ゴールを設定して探究活動を行う。
探究活動は、「総合的な探究の時間」を中心に具体的な取り組みを行うが、学校全体として、各授業や自主活動、ホームルーム活動などでも目標とする。ユネスコが募集している各種フォーラムへの参加も目標としてあげている。

国際交流活動および語学学習を中心に国際理解教育も引き続き推進し、平和や人権、防災、環境、観光などの共通課題に取り組みながら、国際社会の一員としての自覚を高める取り組みを進めていく。

校内の組織である探究部、国際教育部を中心として、国際理解教育やSDGsに関する学習を学校全体の教育目標として掲げ、取り組んでいく。