2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 福祉, 健康

本校は、「よりよい持続可能な小学校、持続可能な地域をめざして」を活動テーマとして取り組んできた。

ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して子ども達が自ら変化していく力の育成を目標とした。

学級での目標、児童会活動による晴明丘小学校児童会も目標を「地球市民および平和と非暴力の文化」を視点にもち、子ども達で考えてきた。平和は隣の友だちを思いやることからと、平和な世の中を作るために、今自分ができることを、機会をみて考えてきた。また、5月の連休明けの月曜日を「いじめを考える日」とし、学校長の朝会時の講和から始まり、学級活動や総合の時間を使って、いじめについてしっかりと考える日としている。

次に、代表委員会ではSDG達成に向けて、晴明丘小学校児童会では何ができるかを考え、私たちにできることをテーマに年度初めに話し合った。挨拶運動や校内を安全に歩こう週間、ユニセフ募金、赤十字募金、ユニクロの「服の力プロジェクト」への参加など、晴明丘小学校の仲間が豊かな学校生活が送れるように、視線を地域・世界に向けて私たちができることを実行できるように計画を立て実行してきた。委員会活動での活動もSDGs達成を意識して活動内容を考え取り組んできた。たとえは、給食委員会では食材の出荷元、国産の食品を用いる理由など、地産地消、食料自給率を高めることを意識していることなどを考えることができるように取り組んだ。

最後に異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重については学習の中で、特に、総合的な学習の時間に意識して取り組んだ。本校の校区には、熊野本宮への街道にある王子(現王子神社)があり、熊野街道筋には古い建物や社寺が多くある。また、関西地方でも初期に開通した、阪堺電気軌道の2路線3駅が校区内にあり、地域の文化遺産として子ども達が誇り、これからも大切にするべきものがある。これらの地域素材を生かした取り組みを進めていった。

来年度の活動計画

ESDカレンダーをもとに、総合的な学習の時間を組み立てている。

3年生は、視覚障がい者の方と盲導犬をお迎えし、実際に話を聞いたり、生活の様子のお話を聞いたりする。これらの体験から、他に人にやさしい地域とはと考えていき、福祉について学んでいく。

4年生は、社会科の浄水場の学習やパッカー車の体験学習から、安全な生活を送るために私たちができることと、環境について学習を進める。

5年生については、輸出輸入について学習することから、視点を世界に向けて学習を進める。食料自給率について学習したり、「えびと日本人」「バナナと日本人」といった書籍の内容を今に取り込み、日本の食生活が世界に及ぼす影響について学習したりする。

6年生については、広島修学旅行を通しての平和学習、地域の遺産を調べこれからの晴明地域について考える学習を軸にする。