2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 福祉

本校は、「真理を求め、知性を磨き、敬愛、自立の精神を養い 心身ともに、健康な身体を持つ良き社会人として 国家社会に貢献する、有益な人間を育てる」ことを建学の精神としている。ESDは将来社会にでたときの課題解決能力として重要な教育であると捉え、ESDの実践を通して自ら考えて行動できる力の育成を目標としている。

 

昨年度は総合的な探求の時間を中心に、全学年でテーマを設定して活動することができたが、今年度は、コロナウイルス感染防止の観点からグループでの学習活動をほとんどすることができず、個人での学習活動が中心となってしまった。また、休校等で時数の確保も難しく、特に3年生ではESDの実践に時間をとることができなかった。

①導入

ESDを通して身につけたい力を提示し、これからの活動で常に意識するよう指導した。導入として、異文化理解・環境・世界遺産・ボランティアの4つの大テーマを11の小テーマに分け、発表させた。この活動を通して持続可能な開発に関する価値観を意識させることができた。

②環境に係わる学習

校内でできる環境問題とボランティアについて調べ学習を中心に活動し、持続可能な活動を意識させた。

③防災に係わる学習

ハザードマップなどを用いて知識を深め、自分たちができる防災について考察させた。

来年度の活動計画

今年度はコロナウイルス感染防止の観点で、ほとんどの活動をすることができなかった。

次年度以降もこのような状況が続くことが予想されるため、生徒たちの学びを止めないよう様々な対策を講じる必要があると認識している。

人と人が物理的につながることが難しくなったこの時代に、これまでとは違った形で助け合い・高めあいながら持続可能な方法を模索することはユネスコスクールとして意識していかなければならないと考えている。

次年度は、生徒の自主的な活動が促されるように授業時間はもちろんのこと様々な場面で意識付けができるよう計画する予定である。