2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 持続可能な生産と消費

本校は、「真理を求め、知性を磨き、敬愛、自立の精神を養い 心身ともに、健康な身体を持つ良き社会人として 国家社会に貢献する、有益な人間を育てる」ことを建学の精神としている。ESDは将来社会にでたときの課題解決能力として重要な教育であると捉え、ESDの実践を通して自ら考えて行動できる力の育成を目標としている。

今年度は、コロナウイルス感染対策をとりつつ総合的な探求の時間を中心にグループワークなどを取り入れながら取り組んだ。

1.平和学習

オンラインではあったが、広島の被爆者の話を聞き、質問をする機会をもつことができた。その後、ワークシートを使ってまとめ、11月には実際に広島を訪れ理解を深めた。また、厳島神社についても訪れる前に事前学習をし、世界遺産についての理解を深めた。

2.持続可能な生産と消費

持続可能な開発のための17の国際目標について、世界が抱える様々な問題の「事実と数字」を理解し、関連記事を通して、世界各地における問題とそれに対する取り組みを調べた。さらに、感じた事、考えた事とともに、自分が今できる事、しなければならない事についてまとめた。少人数のグループでの意見交換を一部取り入れることができた。

また、キャリア教育を通して、グローカルの理念のもと、2カ月間、日本の企業における持続可能な生産と消費についての動画を視聴し学習を深め、札幌市内における企業での職業体験を通じて理解を深めた。

来年度の活動計画

コロナウイルス感染拡大を境に、これまでとは違ったコミュニケーションが生まれてきている。コロナウイルス感染が減少傾向にある中で、これまでとは違った形で助け合い・高めあいながら持続可能な方法を模索することはユネスコスクールとして意識していかなければならないと考えている。

次年度は、生徒の自主的な活動が促されるように授業時間はもちろんのこと様々な場面で意識付けができるよう計画する予定である。