2019年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和
本校は、「真理を求め、知性を磨き、敬愛、自立の精神を養い 心身ともに、健康な身体を持つ良き社会人として 国家社会に貢献する、有益な人間を育てる」ことを建学の精神としている。ESDは将来社会にでたときの課題解決能力として重要な教育であると捉え、ESDの実践を通して自ら考えて行動できる力の育成を目標としている。
今年度は、総合的な探求の時間を中心に、各学年でテーマを設定して活動した。また、それをもとに各教科で関連することを学習するなどして理解を深めた。
①環境
・「科学と人間生活」でSDGsについて学び、マイクロプラスチック問題について検討した
・「総合的な探求の時間」で環境問題とボランティアについて考察し、学校全体で継続的に取り組めるようにした
・「総合的な学習の時間」でプラごみによる海洋汚染の問題を認識し、自分たちがどのような対策を講じられるか検討した
・「総合的な学習の時間」で食品ロスの問題を認識し、問題解決の方策を考察した
・全校で校外清掃(学校周辺のゴミ拾い)を各学年1回実施
②防災
・「科学と人間生活」などの授業で防災について、ハザードマップなどを用いて知識を深めたり、討議の場面を多くとりながら広い見方へと発展させたりした
③国際理解
・ケニア、ニュージーランド、アメリカからの留学生を受け入れ
・ニュージーランドへ本校の学生を派遣
④貧困
・探究活動としてSDGsについて学び、貧困や女性差別の解決について調査研究を行った
⑤世界遺産や地域遺産等
・首里城を見学した修学旅行後に、リストに登録されている日本の世界遺産についての紹介やリサーチ等を行った
⑥人権・平和
・修学旅行の事前学習として、特にひめゆり学徒隊についての学習を行った
来年度の活動計画
次年度は、2019年度に実施した内容をより深く探求できるような取り組みを行う予定である。また、外部との連携も検討しながら、ESDの実践を通して自ら考えて行動できる力を育成したい。
今年度は、総合探究の時間を軸に各教科でも取り組んだが、特定の教科にとどまってしまったので、授業だけではなく、あらゆる場面でESDの実践ができるよう、教員・生徒の意識を向上させる取り組みをしていきたい。