2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 国際理解, 平和, 人権, 減災・防災
本校は,キャリア教育で目指す児童像を「様々な人々とコミュニケーションを図り学び合う中で,夢や希望を持ち,意欲をもって努力し続ける児童の育成」と定めている。キャリア教育で育成すべき能力・態度として,かかわる力(人間関係・社会形成能力),みつめる力(自己理解・自己管理能力),すすむ力(課題解決能力),えがく力(キャリアプランニング能力)を挙げている。その中で,かかわる力(人間関係・社会形成能力)とえがく力(キャリアプランニング能力)をはぐくむための活動として,ユネスコスクールを位置づけている。
具体的には,①ふるさと体験に係わる活動,②国際理解に係わる活動,③防災に係わる学習,④人権に係わる学習を行った。
① ふるさと体験に係わる活動
(1) オリエンテーリング
10月に,全校児童を12の縦割り班に分け,リーダーを中心に班ごとに学校周辺を歩いて回った。ポイントでは,ふるさと佐那河内に関係するクイズに答えたり,太鼓や獅子舞など地域の文化活動に触れたりしている。保護者や地域の方々のボランティアでふるさとに親しむ活動が続けられている。
(2) 稲刈り体験
5年生が田植え・稲刈り体験を地域の方々に協力していただきながら行った。収穫した餅米のおはぎ作りでも,地域の方々と交流し,お互いの活力となった。
(3) 川遊び
夏休みにプール開放と交代で,川の水泳場での活動を行っている。魚を捕ったりもぐったりして佐那河内の自然を満喫した。
② 国際理解に係わる学習
以前佐那河内に短期滞在していたブラジルやアメリカの兄弟と本校の5・6年生が,外国語活動の時間にスカイプでお互いの生活について紹介し合った。6年生は,フランスの小学生にビデオレターを送ったり,オーストラリアの中学1年生から英語の手紙をもらって返事を書いたりした。9月には,国際交流集会で外国出身の3人の方々をお招きし,各国の文化や芸術に触れた。
③ 防災に係わる学習
学期に1回,保・小・中学校合同で避難訓練をおこなった(本年度は5・10・1月)。自分の命が守れるよう意識付けを図っている。
④ 人権に係わる学習
身の回りの差別や人権に係わる事例を取り上げながら,自分たちができることを考え実践に結びつけている。
来年度の活動計画
平成31年度も,「様々な人々とコミュニケーションを図り学び合う中で,夢や希望を持ち,意欲をもって努力し続ける児童の育成」を目指し,かかわる力(人間関係・社会形成能力)とえがく力(キャリアプランニング能力)をはぐくむために,ボランティアにかかわる活動,ふるさと体験にかかわる活動を軸とした活動計画を進めている。また,地域活動を進めると同時に,他地域や他国の人々ともつながりグローバルな視点をもてるような活動をさらに進めていきたい。