2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解, 平和, 人権

本校では、キャリア教育で目指す児童像を「様々な人々とコミュニケーションを図り学び合う中で、夢や希望をもち、意欲をもって努力し続ける児童の育成」と定めている。キャリア教育で育成すべき能力・態度として、かかわる力(人間関係・社会形成能力)、みつめる力(自己理解・自己管理能力)、すすむ力(課題解決能力)、えがく力(キャリアプランニング能力)を挙げている。その中で、かかわる力とえがく力を育むための活動として、ユネスコスクールを位置づけている。

 

具体的には、①ふるさと体験に関わる活動、②国際理解に関わる活動、③防災に関わる学習、④人権に関わる学習である。

 

 

①ふるさと体験に関わる活動

 

(1)オリエンテーリング

10月に全校児童を12の縦割り班に分け、リーダーを中心に班ごとに学校周辺を歩いて回った。ポイントでは、ふるさと佐那河内に関係するクイズに答えた。また、チェックポイントの神社では地域の伝統である獅子舞の話を聞いた。保護者や地域の方々のボランティアでふるさとに親しむ活動が続けられている。

 

(2)米作り体験

地域の方々に協力していただき、5年生が田植え・稲刈り体験を行った。地域の方々と交流することでお互いの活力となった。

 

(3)佐那河内で働く人にインタビュー

3年生は、総合的な学習の1つとして、佐那河内で働く人にインタビューを行った。自分たちの生活を支えてくれている存在に気付くことができ、自分たちも地域も大切にし、ふるさとのためにできることをしようという思いが高まった。

 

 

②国際理解に関わる学習

 

(1)国際交流授業

11月に3~6年生の児童が外国人講師2名から母国の話を聞いた。自分たちの生活との違いや共通点を考え、異文化を理解しようとする態度の育成につながった。

 

(2)zoomを活用した国際交流

zoomを活用して、留学生やオーストラリアの学校の子どもたちと交流した。実際に会うことはできなくても、互いに顔を見て話し、知っている言葉やジェスチャーを用いて、粘り強く自分の思いを伝えようとする姿が見られた。

 

 

 

 

③防災に関わる学習

 

小・中学校合同で避難訓練を行った(9・1月)。自分の命が守れるよう、意識付けを行っている。

 

 

④人権に関わる学習

 

11月に人権参観日・人権講演会を開催した。身の回りの差別や人権に関わる事例を取り上げながら、自分たちができることを考え、実践に結びつけている。

来年度の活動計画

令和5年度も、「様々な人々とコミュニケーションを図り学び合う中で、夢や希望をもち、意欲をもって努力し続ける児童の育成」を目指したい。かかわる力とえがく力を育むために、ボランティアにかかわる活動やふるさと体験に関わる活動を進めていきたい。また、地域での活動を進めると同時に、他地域や他国の人々ともつながり、グローカルな視点をもつことができるような活動をさらに進めていきたい。