2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, 環境, 文化多様性, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困

本校は「できることからはじめよう」を活動の合言葉に、今年度は、コロナ禍で自粛せざるを得なかった活動内容を再構築し、新たな活動形態を模索する一年となった。ユネスコスクール重点的に取り組む3つの分野を通して、「互いを尊重し、共に生きる力」の育成を目標に、これまで取り組んできた「学校・文化交流に関わる活動」、「地域貢献・ボランティア活動に関わる活動」を継続しつつ、持続可能性のある新たな活動の在り方を模索した。
①学校・文化交流に関わる活動
本校は、近隣の学校や地域との交流・連携に力を入れた活動を行なってきた。今年度も、併設されている特別支援学校とは、体育祭や文化祭などの学校行事への相互参加、合同避難訓練など実施した。高大連携事業としては、近隣の大学と連携し、大学主催のプレゼンテーションコンクールや公開授業へ参加した。また、専門学校の先生方に出前授業をしていただき、専門的技術を学ばせていただいた。地域との交流活動としては、地域のイベントやボランティア活動に参加し、交流を深めることができた。また、「花育」の一貫として、地元の講師の方にお越しいただき、フラワーアレンジメント講習会を実施した。

②地域貢献・ボランティア活動に関わる活動

ボランティア活動としては、学校全体の取り組みとして、毎年地域清掃を学期に一度実施しており、通学路を中心に清掃活動を行っている。また、地域で行なわれているフードバンクの活動にも参加させていただき、食品の提供や、生徒手作りのトートバッグの寄付を行なった。委員会を中心に行なっている活動としては、JR佐倉駅前商店街の花だん作りに地域や特別支援学校と協力し取り組んでいる。校内ではペットボトルキャップ等のリサイクル活動にも取り組んでいる。

来年度の活動計画

来年度も引き続き、学校・文化交流に関わる活動、地域貢献・ボランティア活動に関わる活動を中心に実施していきたい。学校・文化交流として、特別支援学校との交流や高大連携事業、地域との交流活動は今後も継続して取り組んでいきたい。また、地域貢献・ボランティア活動についても、学校全体で活動している地域清掃の取り組みや、フードバンクへの参加、その他、地域でのボランティア活動を継続し、さらにその活動の幅を広げていきたい。校内の環境に関する活動については、リサイクルに加え、その他廃棄物削減についての取り組みも積極的に行なっていきたい。

本校は、今年度から課程が変わり、ユネスコスクールとしての活動方針も見直す機会となった。今後は、ESDに関する活動を組織的に取り組める体制の再構築に努めていきた。また、現在本校が持つ資源を生かして、多様性を尊重した共生社会の実現により力を入れていきたい。そのために、地域やその他関係機関との連携を深めていきたい。