2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費

当校は、「グローバル・リーダーの育成」を活動テーマとして、国際理解教育に取り組み、ESDをグローバル社会が抱える諸問題について関心をもち、自らの行動によって問題を解決しようとする世界で活躍する人材の育成を目標とした。また、学校法人として国連グローバルコンパクトに加盟し、SDGsの目標を達成するために学校法人として貢献することを約束している。

具体的には、国際理解教育を柱に、①学校設定科目「海外研究」と総合的な学習・探究の時間に係わる活動、②海外学校との交流に係わる活動、③ユネスコ部や生徒会を主体とする活動、④その他の活動の活動を行った。

  • 学校設定科目「海外研究」に関わる活動/総合的な学習・探究の時間

今年度は新型コロナ感染症の影響で海外研修は中止となった。そのかわりにTOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)にて語学研修プログラム「SDGs地球の17の目標考えよう」を行い、英語を用いて、SDGsについて意見交換や目標についての考えを深める機会を設けた。また、「異文化学習会」では、埼玉県在住の様々な国の出身の講師を招き、各国の文化や言語についての講義や実技を通して多文化共生について学んだ。

第2学年・第3学年で作成する卒業研究ではSDGsと関連付けて研究を進めるように促しており、その成果が期待できる。

  • 海外学校との交流に係わる活動

マレーシアのユネスコスクールである王立アラムシャー中等学校と定期的にオンライン交流会を行い、両国の新型コロナウィルスへの対応やオンラインでできる両校の共通動画の作成を行っている。

 

  • ユネスコ部や生徒会を主体とする活動

ペットボトルのキャップを分別回収することで今回は78人分のポリオワクチンの購入費用に充当することができた。また、今年度から生徒会が中心となって、校内にコンタクトレンズプラスチック回収箱を設置し、全校生徒で回収活動に取り組んでいる。文化祭は、オンラインでの開催となったが、SDGsの17の目標の知識普及のため。各クラスの取り組みなどを紹介した動画を配信した・

 

  • その他の活動

本校ホームページ上において「国連平和デー」を告知し、生徒に平和について考え行動することを促した。保護者会の手作り品を本校生徒、保護者へ販売し、その収益金をユネスコ協会連盟へ寄付をした。

来年度の活動計画

年度もコロナウィルスの影響が予想される中で海外とのオンライン交流を活発化させていきたい。

「卒業研究」ではSDGsに関連する事項の研究の深化を行っていきたい。

第2学年での「海外研究」に関する活動は本校の伝統的な行事となっており、継続して行いたい。ESDに関する講演会も年間の回数を増やしていく予定である。

第1学年では、ユネスコスクールについての説明会。SDGs及びESDに関する出張授業や講演会、体験学習会を予定している。

また、SDGsの理解や行動など生徒の学習の成果が数値化できるような指標を学校として作っていきたい。