2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和

 当校は、「グローバル・リーダーの育成」を活動テーマとして、国際理解教育に取り組み、ESDをグローバル社会が抱える諸問題について関心をもち、自らの行動によって問題を解決しようとする世界で活躍する人材の育成を目標とした。また、学校法人として国連グローバルコンパクトに加盟し、SDGsの目標を達成するために学校法人として貢献することを約束している。

具体的には、国際理解教育を柱に、

①学校設定科目「海外研究」に係わる活動、②海外学校との交流に係わる活動、③ユネスコ部を主体とする活動、④学校外での活動の活動を行った。

① 学校設定科目「海外研究」に関わる活動

中学校3年生、高等学校2年生には海外での研修旅行を実施している。高校の海外研修旅行で訪れるカナダは多民族国家であり、様々な人種・民族が生活している。異文化学習会はその事前学習とて位置づけである。異文化学習会では県内に在住する様々な国・地域の方を講師に招き、その国の特徴や文化について講義をうけ、体験学習を行う。また、食物調理コースの生徒は料理学習会を行い、その成果を文化祭で発表することによって、地域の方々にも世界の豊かな食文化について知るきっかけを提供している。

② 海外学校との交流に係わる活動

5月に中国浙江省富陽中学の教職員が来校し、教職員同士で情報交換などを行った。7月12日には、埼玉県観光課の仲介によって安徽蚌埠禹王中学の生徒24名と教員1名が来校した。7月29日には、西大学経営学部の張教授から交流の依頼を受け陜西省咸陽彩虹高等学校の生徒16名と教員3名が来校した。

 二つの学校間交流は半日という短い時間だったが、これまで中国の学校や中学生が主役となる交流の機会があまり多くなく、今回このような交流が出来たことでますます本校がたくさんの学校と交流出来るような契機となった。

① ユネスコ部を主体とする活動

 ユネスコ部では、ユニクロの服のちからプロジェクトに長期にわたって参加している。次年度も引き続き参加し、さらに多くの協力を得ることができるようにしたい。8月には、長野県に宿泊し志賀高原ユネスコエコパーク環境学習に参加した。10月には、関東ブロック・ユネスコ活動研究会~青少年ユネスコワークショップ~に部員が招待され、SDGs及び目標4についてのディスカッションに参加した。

② 学校外での活動

2019年に関東ESDネットワーク第2回地域フォーラムに教員を派遣し、食物調理コースの担任が食品ロスについて、研修を行った。

 国連グローバルコンパクトの加盟に伴い、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン分科会のうち、SDGs分科会・環境経営分科会・人権教育分科会に参加しており、SDGsの普及のため教職員研修に活かすことが出来ている。

来年度の活動計画

第2学年での「海外研究」に関する活動は本校の伝統的な行事となっており、継続して行いたい。ESDに関する講演会も年間の回数を増やしていく予定である。

第1学年では、ユネスコスクールについての説明会。SDGs及びESDに関する出張授業や講演会、体験学習会を予定している。

海外学校との交流

マレーシアのユネスコスクールとの交流 5月~6月

カナダ海外研修 9月~10月

*その他 台湾学校受け入れやIFWへの生徒派遣については調整中

ユネスコ部

ユニクロ服のチカラプロジェクトへの参加

志賀高原ユネスコエコパーク環境学習プログラムへの参加 8月