2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

当校は、「グローバル・リーダーの育成」を活動テーマとして、国際理解教育に取り組み、ESDをグローバル社会が抱える諸問題について関心をもち、自らの行動によって問題を解決しようとする世界で活躍する人材の育成を目標とした。また、学校法人として国連グローバルコンパクトに加盟し、SDGsの目標を達成するために学校法人として貢献することを約束している。

具体的には、国際理解教育を柱に、①学校設定科目「海外研究」と総合的な探究の時間に係わる活動、②海外学校との交流に係わる活動、③ユネスコ部や生徒会を主体とする活動、④その他の活動の活動を行った。

  • 学校設定科目「海外研究」に関わる活動/総合的な探究の時間

第1学年では、学校と社会をつなぐSDGs講演会を行った。SDGsの達成のために実社会ではどのような取組が行われているのかを理解するために企業や団体から講師を招き講演会を実施した。

参加企業・団体(講演順)

株式会社花王・株式会社近畿日本ツーリスト・株式会社イトーヨーカ堂・埼玉県庁・川上産業株式会社

第2学年では、12月に異文化学習会を行った。全体会では、「今日の朝食」や「今はまっているもの」など身近な話題を教材に異文化理解の方法論について学んだ。10人の講師による分科会では、各国の社会、学校の様子、言語などその国を理解するための基礎的な知識や民族舞踊や衣装などの紹介や実演が行われた。

  • 海外学校との交流に係わる活動

マレーシアや台湾の学校とオンラインでの交流会を複数回行った。

  • ユネスコ部や生徒会を主体とする活動

従来から行っている服のチカラプロジェクト、ペットボトルのキャップ回収、コンタクトレンズプラスチックケースの回収を継続し、さらに今年度から梱包材として使われるプチプチの回収を川上産業株式会社と連携して行うこととなった。

  • その他の活動

チャリティ英単語グランプリを開催し、英単語グランプリの生徒の点数に応じて学校として寄付金を出すこととして東日本大震災から10年がたったことから東北の高校生を支援している公益財団法人東日本大震災復興支援団体に4,000円の寄付を行った。

来年度の活動計画

本校が今まで積み上げてきた活動を継続させていくことが持続可能な取組であることの証明となる。ただし、本校の活動が、生徒のSDGsへの理解、活動にどの程度貢献しているかがなかなか把握できない現状であった。そこで今年度入学生から入学時にアンケート調査を行い、年度ごとにその成果を数値化しようと取り組みを行っている。次年度はその調査結果をもとに改善点や活動の見直しを行っていきたい。