2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困

教育理念にある「世界の一員としての使命感と連帯感をもってより良い社会を築くことに貢献する」に基づき、カトリック学校として、すべてのいのちはつながっているという視点をもって、視野を広げ、自分たちにできる活動を実践していく。

SDGsについて全校で取り組みを深めている。様々な領域ついて取り組みを深めることができ、生徒の中に意識が定着している。

引き続き今年度もコロナ禍により実際に出向いていく活動は制限されたが、オンラインの活動を充実させることができた。

①ジェンダー平等  女子校としてジェンダー平等について学びを深めた。特に聖心姉妹校と共同で研究を進めた。制服にスラックスが導入された。多様性についても意識を高めた。奉仕活動委員会では、世界の女子に対する教育の不平等解決を目指して募金活動を継続して行った。

②子どもの貧困問題 生徒会が企画して、講演会を実施した。同世代の貧困の現実について学びを深めた。

③カンボジア学習 例年は体験学習として現地での研修を行ってきたが、今年度はオンラインで交流を深めた。世界の多様な現実について学んでいる。8月のユネスコスクールの現地との交流会に参加し、識字教育の現状を知ると共に、他校との交流も深めることができ、非常に有益な機会だった。

④プラスチックフリーキャンパス  エコロジカルな消費を目ざして、プラスチック削減の活動に取り組んでいる。様々なアイディアをもってプラスチックの現実に迫っている。

⑤持続可能な生産と消費 バレエシューズ、衣服など身近なものから持続可能性な消費のありかたについて検討し、リサイクル商品の開発のアイディアを出した。実現の可能性を模索している。

⑥高2生の校外学習で長崎をとりあげ、原爆、平和について学びを深めた。

⑥高3生のボランティア活動の一つとして、ハンセン病の元患者の方々のための朗読活動を始めた。ハンセン病についても学び、差別の問題について意識を深めた。

来年度の活動計画

来年度も教育理念とカトリック的視点に基づいて、学校活動全体を通して、生徒が視野を広げ、世界の人々と共に生きる姿勢を深めるよう、活動を進めていく。2021年に行った活動を継続していくが、特に以下の点に取り組む。

①学校全体でSDGsに取り組む。

②女子校としてジェンダー平等の意識、多様性について学びを深める。異なる状況にある世界の女子について連帯感を育む。

③長崎校外学習を通して、文化遺産、自然環境の保全についての学びを深める。

④カンボジア学習を継続して行う。

⑤生徒の多様なアイディアを活かし、自主的な活動を促していく。

⑥他のユネスコスクールとの交流も深めるよう模索する。