2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 文化多様性, 国際理解

本校は「豊かな想像力と正しい判断力を育み、志をもって未来を切り拓いていく生徒の育成」を学校教育目標に掲げ、ESDを生徒の「豊かな心」を育む手立てと捉え、ESDの実践を通して自ら考え、判断し、行動する力の育成を目標とした。
今年度も新型コロナウイルス感染症のため、例年よりも規模を縮小して活動した。

①国際理解に係わる活動

ボランティア委員会を中心として、募金活動やベルマーク・テトラパック・プルタブの回収活動を行い、社会貢献活動を行った。また、ユニクロが実施している“届けよう、服のチカラ”プロジェクトに参加し、生徒会執行部が中心となり、子ども服の回収を行った。例年では、地域の小学校や幼稚園にも協力をお願いし、たくさんの服が集まるが、今年度はコロナのため、校内だけの活動となった。1年生については、DVDで国際理解について学習を深めた。例年ほど服は集まらなかったが、生徒が国際理解への意識を高めることができ、良い活動となった。

②文化多様性

本市は、セルビアバレーボールチームのホストタウンである。オリンピックの前に、セルビアの歴史、自然、食文化、伝統文化等に関する学習を行い、理解を深めた。セルビアの方にも特別授業を行っていただいた。ホストタウン相手国の子ども達に向けて、応援メッセージやふるさと自慢を伝える手紙を書いて、相手国に送る活動を行った。文化交流だけでなく、自国の文化の良さにも目を向けることができた。

③防災に係わる学習

救命救急の視野を広げるために、市消防本部の指導による救急救命講習を実施した。心臓マッサージの仕方やAEDの使い方などを教えていただいた。市役所の方にも特別授業を行っていただき、防災について理解を深めることができた。

来年度の活動計画

  • 来年度は、新型コロナウイルス感染症対策をしながら、可能な限り、地域に出ていく活動や地域の方と交流できるような活動を行っていきたい。
  • 令和4年から生徒会組織が改正され、ボランティア委員会が廃止された。ボランティア委員が行ってきた活動は本部役員が引き継ぐことになっているが、ユネスコスクールとしての自覚をもち、本部役員を中心としてボランティア活動がさらに活発になるように取り組んでいきたい。