2019年度活動報告

本年度の活動内容

　当校は、ＥＳＤを「持続可能な社会づくりを育む教育活動」と捉え、ＥＳＤのキーワードを「たくましく未来を創る生徒」とし教育活動を推進している。また、ＥＳＤの活動のテーマを「輝け！牡鹿の太陽たち」と掲げ、ＥＳＤ推進の目標を次の３点とした。

１　地域の方々との触れ合いを通して「他と交流し学ぶ力」を育成する。

２　地域開発や自然愛護への意識と意欲の向上を図る。

３　地域の地場産業を知り、体験することで、自らの進路を開拓し、地域の復興と発展に貢献する意欲と態度を育成する。

具体的には、「地域貢献活動『笑顔創造プロジェクト』」と「地域教育力の活用」の２つを柱に、①地域巡り、②網地白浜海水浴場清掃、③牡鹿鯨まつりへの参加、④牡鹿中学校区小・中学生の交流会（クリスマスドリーム）、⑤職場体験学習、⑥ホヤ養殖体験学習を行った。

①地域巡り

　学区内に分かれて自分たちの住む地域の清掃活動を行った後に、住宅地や小学校、福祉施設において牡鹿中学校の伝統芸能である「侍ソーラン」を披露し、地域住民に笑顔と元気を与えた。

②網地白浜海水浴場清掃

　地域の復興や活性化に取り組もうとする心情を育てることを目的に網地島の白浜海水浴場の清掃活動を海開き前に行った。また、清掃活動後に「侍ソーラン」を披露し、網地島の住民との交流を図った。

③牡鹿鯨まつりへの参加

　地域の復興や活性化に取り組もうとする心情を育てることを目的に、地域の伝統的な祭である「牡鹿鯨まつり」に全校生徒で参加し、会場周辺の清掃活動とともに「侍ソーラン」を披露した。

④牡鹿中学校区小・中学生の交流会（クリスマスドリーム）

　小学生や保護者に笑顔と元気を与えることを目的に、牡鹿中学校区小・中学生の交流会（クリスマスドリーム）において、各学校が合奏やダンスなどを披露し、交流した。全校合唱の発表や「侍ソーラン」を披露した。

⑤職場体験学習

　地域の事業所を訪問し、地域の地場産業を知り、体験することで、自分の将来の職業について考える機会を持った。

⑥ホヤ養殖体験学習

　地域のホヤ養殖業をしている地域の方を講師に、ホヤ養殖・加工体験を行った。

来年度の活動計画

　本校の令和２年度のユネスコスクールとしての活動も、ＥＳＤの推進が主であり、地域貢献活動「笑顔創造プロジェクト」と「地域教育力の活用」の２つを柱に活動する。

　地域貢献活動「笑顔創造プロジェクト」では「地域巡り（５月）」、「網地白浜海水浴場清掃（７月）」、「牡鹿鯨まつり参加（８月）」、「牡鹿中学校区小・中学生の交流会（クリスマスドリーム）（１１月）」、「職場体験学習（９月）」を実施する予定である。