2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 平和, 持続可能な生産と消費

本校では、持続可能な社会の担い手となる子どもたちがさまざまな困難を乗り越えて、よりよい社会をつくっていく力を育成するためにESD活動を推進している。「つながり」をキーワードに、地域にある「ひと・こと・もの」を生かした教育活動に取り組んでいる。
出前授業で海をめぐる環境の現状を知った6年生は、校区にある明海工業団地の干潟へと出かけた。ごみの多さに驚きながらも、その中でも生きる貝やカニなどに命の偉大さを感じていた。世界が抱える大きな問題に対しても、自分たちができることを考え、取り組んでいくことが持続可能な社会づくりの第一歩となることを実践を通して学んだ。5年生は、大崎小学校と交流をしている気仙沼が東日本大震災で大きな被害に遭ったことを知り、自分の命を守るため、さらには校区に暮らす人々を守るため、自分たちにできることは何かを考え、動き出した。4年生は「理想の大崎校区」について、地域の方々にアンケートを取り、その思いを取り入れながら、校区の未来について考え、行動へと移した。
 それとは別に、地域の方から借りた田んぼで5・6年生が「田植え」「稲刈り」等を地域の方々とともに行った。収穫したお米を義援金に替え、気仙沼へ送っている。また、地域の方から借りている畑「みのり農園」では、季節に合わせて「とうもろこし」「玉ねぎ」「ジャガイモ」「キャベツ」「大根」等を農業ボランティアの方の指導・支援をうけ、栽培している。この活動には、全学年が関わった。

来年度の活動計画

米作り・野菜作りに関しては、今後も継続していく。それに加えて、1年生「なかよし」 2年生「ふしぎ」 3年生「ふるさと」 4年生「くらし」 5年生「助け合い」 6年生「未来創造」 特別支援学級「なかま」 をテーマに、「課題解決力」「伝え合う力」「行動力」の育成を目標とし、地域の「ひと・こと・もの」を生かした体験活動を中心に据え、実践を重ねていく。