2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 文化多様性, 平和, その他の関連分野

本校は、「Open the Future with Ambition~志を胸に未来を切り拓く生徒の育成」を学校教育目標とし、①平和②持続可能な海・島・まち③海外の学校との交流を柱としてThink Global、Act Localが実践できることをめざした教育活動の工夫・改善を行った。
①平和については、8月に因島空襲の講話を受講させ、9月にはモルドバでウクライナから避難した人々の人道支援にあたった方からの講話を受講させるとともに、道徳の時間の自主資料として教育内容化した。
②持続可能な海・島・まちについては、地域の方をゲストティーチャーに迎えて夏季特別講座を実施し、重井の歴史・文化・産業を学びふるさとへの誇りと愛着を育てるとともに地域の抱える課題を捉えさせた。また、弓削商船高専の准教授を講師に招聘して実施した「海洋教室」ではマイクロプラスチックによる海洋汚染を学び、9月のマリンスポーツ体験ではマリンスポーツを楽しむだけでなく、海洋ゴミの回収を自主的に行う生徒の姿が見られた。
③海外の学校との交流のために必要不可欠な「英会話」を教育課程に位置づけるとともに市内の全AETを招き、オールイングリッシュのイングリッシュキャンプを行った。生徒は英語を使うことへの抵抗感が減り、臆することなく台湾の中学生と英語で交流することができた。また、因島ユネスコ協会の紹介でケニアでマゴソスクールを運営する方に来校いただき講話をいただいたことで生徒はアフリカに視野を広げ、文化の多様性を知ることができた。

来年度の活動計画

令和4(2002)年度の取組を充実・深化させ、体系化することでThink Global、Act Localが実践できる生徒の育成を図る。とりわけ、平和についてはヒロシマを教育内容化する。また、島根県に宿泊する2年生の修学旅行においてはジオガイドを講師に招聘しジオパークについて学ばせるとともに、瀬戸内海と日本海の比較をとおして海のSDGsの学習も深めることとしている。因島ユネスコ協会や地元企業の代表者にも参画していただきユネスコスクール推進組織を構築し、地域で取り組むユネスコスクールをめざす。