2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉, 健康

本校は、鬼石連携型小中一貫校として、「地域や自他を大切にし社会に貢献できる児童・生徒の育成」を教育目標としてる。ESDを持続可能な社会づくりの担い手を育む教育と捉え、ESDの実践を通して、地域や社会に貢献できる子の育成を目標とした。具体的には、平和・人権教育を柱に、①平和・人権に係わる活動、②世界遺産に係わる活動、③環境学習に係わる教育、④防災に係わる学習、⑤健康教育に係わる学習、⑥福祉に係わる学習を計画・実施した。
①平和・人権に係わる活動 ※自他を思いやる人権教育
日常生活や自分の心の中にある差別や人権に関わる課題に気付き、誰にとっても過ごしやすい学校や学級をつくろうとする意欲や技能を育てることをねらいとして人権集中学習(【本年度6月6日~6月13日、11月7日~12月6日】)を実施した。
◎人権集中学習の一環として児童会本部が中心となって行う4つの活動
・いじめ撲滅宣言 :(1)『いじめ防止に向けたスローガン』普及活動、
(2)スマイルハイタッチあいさつ運動(ハイタッチはコロナ感染症予防のため停止中)
(3)_HAPPYはぁとふるツリー運動
・なかよし集会  :全校児童がお互いの理解を深め、相手を思いやる心を育てる活動。
・全校鬼ごっこ集会:全校児童で一緒に遊び共に楽しい時間を過ごすことで、いじめを防止し、よりよい人間関係を作る活動。
・なかよし清掃  :縦割り清掃を行い児童が協力し助け合うことでよりよい人間関係を育てる活動。
②世界遺産に係わる活動
平成26年6月に、高山社跡が絹産業遺産群の一つとしてユネスコ世界遺産に正式登録されたことに伴い、高山社や創始者高山長五郎の業績、藤岡市の伝統産業であった養蚕及びその発展等について系統的に学習した。
1・2年:かいこの成長を見よう
3年生 :かいこを育てよう(蚕の飼育)、まゆクラフトづくり
4年生 :高山社跡を見学しよう
5年生 :高山長五郞について(道徳)、富岡製糸場の見学、絹産業遺産群について調べよう
3年生以上 夏休みの課題「高山社についての自由研究」(希望者)
③環境学習に関わる学習 尾瀬ネイチャーラーニング(事前学習、現地見学、尾瀬デリバリーラーニング)の実施
④防災に関わる学習(5・6年生)
・避難訓練(全学年 年3回:地震、火災、不審者)の実施
・鬼石中学校区3校(鬼石中学校、鬼石小学校、本校)合同での緊急時引き渡し訓練の実施
・下久保ダムや地滑り資料館見学(4年)による防災の意識を高める学習
⑤健康教育に係わる学習
・市保健センター職員を講師とした歯磨き指導(全学年)
・給食センターの栄養士による食育指導
・児童保健委員会において講師を招き、自分自身の運動特性に応じた適切な運動に取り組むための学習
・鬼石中学校区3校合同の学校保健委員会(オンライン)において日常生活のふり返りを通してよりよい生活リズムを考えるための発表を行った。
⑦福祉に係わる学習
・講師を招いての手話教室(3年)、点字体験教室(4年)、高齢者福祉体験教室(5,6年)等の実施

来年度の活動計画

次年度も鬼石連携型小中一貫校の共通の目標である『地域や自他を大切にし社会に貢献できる自立した児童生徒の育成』を掲げ、「平和・人権に係わる活動」「世界遺産に係わる活動」「環境学習に係わる学習」「防災に係わる学習」「健康教育に係わる学習」「福祉に係わる学習」に取り組む予定。
年度当初に職員を対象としたESDに関する研修を実施し、ユネスコスクール加盟校としての職員の意識を高め、より一層具体的な成果が上げられるよう来年度も取り組んでいきたい。