2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉

本校は、鬼石連携型小中一貫校として、「地域や自他を大切にし社会に貢献できる児童・生徒の育成」を教育目標として、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育と捉え、ESDの実践を通して、地域や社会に貢献できる子の育成を目標とした。具体的には、平和・人権教育を柱に、①平和・人権に係わる活動、②世界遺産に係わる活動、③環境学習に係わる教育、④防災に係わる学習、⑤健康教育に係わる学習、⑥福祉に係わる学習を行った。

① 平和・人権に係わる活動 ※自他を思いやる人権教育

日常生活や自分の心の中にある差別や人権に関わる課題に気付き、誰にとっても過ごしやすい学校や学級をつくろうとする意欲や技能を育てることをねらいとした人権集中学習(なかよし月間)を年に2期、実施した。

【本年度 第1期6月10日~6月21日 第2期11月11日~12月10日】

◎人権集中学習の一環として児童会本部が中心となって行う4つの活動

・いじめ撲滅宣言 :『いじめ防止に向けたスローガン』普及活動。

           スマイルハイタッチ挨拶運動

HAPPYはぁとふるツリー運動

・なかよし集会  :全校児童がお互いの理解を深め、相手を思いやる心を育てる活動。

・全校鬼ごっこ集会:全校児童で一緒に遊び共に楽しい時間を過ごすことで、いじめを防止し、よりよい人間関係を作る活動。

・なかよし清掃  :縦割り清掃を行い児童が協力し助け合うことでよりよい人間関係を育てる活動。

② 世界遺産に係わる活動

全学年:平成26年6月に、高山社跡が絹産業遺産群の一つとしてユネスコ世界遺産に正式登録されたことに伴い、高山社や創始者高山長五郎の業績、藤岡市の伝統産業であった養蚕及びその発展等について系統的に学習した。

1・2年:かいこの成長を見よう

3年生 :かいこを育てよう(蚕の飼育)

4年生 :高山社跡を見学しよう~養蚕農家のつくりと飼育法~

5年生 :高山長五郞について(道徳)

6年生 :富岡製糸場と絹産業遺産群について調べよう

3年生以上 夏休みの課題「高山社についての自由研究」

③環境学習に係わる学習  
神流川の生態観察や川の流れ、自然環境について学習した。群馬県環境政策課の協力のもと、環境教育を実施した。

④防災に係わる学習
全学年:避難訓練。藤岡市地域安全課の協力で防災教育に取り組んだ。

⑤健康教育に係わる学習 
全学年:学校歯科医師訪問による講話や市保健センター職員を講師とした歯磨き指導を実施した。また、給食センターの栄養士による食育指導を実施したり、児童保健委員会によるバランスのよい食事についての発表を行ったり、全校で食育について取り組んだ。
⑥福祉に係わる学習 
地域の老人ホームを訪問し、お年寄りとの交流を図った。

来年度の活動計画

来年度も地域や社会に貢献できる子の育成を目標とし「平和・人権に係わる活動」「世界遺産に係わる活動」「環境学習に係わる学習」「防災に係わる学習」「健康教育に係わる学習」「福祉に係わる学習」に取り組む予定。

 年度当初に職員を対象としたESDに関する研修を実施し、ユネスコスクール加盟校としての職員の意識を高め、より一層具体的な成果が上げられるよう来年度も取り組んでいきたい。