2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 環境, 福祉, 食育, その他の関連分野

本校は、「志を持ち、自ら考え行動できる児童の育成」を学校教育目標に掲げ、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、「将来にわたって持続可能な社会を構築するために一人一人が環境と深いつながりがあることを知り、身近な環境を大切にしようと自分にできることに取り組む子どもを育てる。」という目標を設定した。また、身近な環境と積極的に関わりながら、地域の特色を生かし、友達、家族、地域の方々など、「ひと、こと、ものとのかかわり」を大切にして豊かな心を育むとともに、食生活に関心を持ち、自ら食に関する考えを深めながら心身ともに健康な子どもの育成に努めていきたいと考えた。

具体的には、低学年では「自然に直接触れる体験と植物を育てる活動を重視し、豊かな感性を育てる。(SDG11、15)」、中学年では「身近な地域でとれる農作物に関心を持ち、生産者と関わり、食の大切さを知らせる。環境学習で地域の水の大切さを発信する。(SDG11、14、15)」、高学年では「米づくり、独居老人へのもち配り等を通して、福祉の意義を理解させるとともに、地域と深い関わりを持ち、地域を愛する心情を育てる。(SDGs目標11、14、15)」としている。①低学年の活動、②中学年の活動、③高学年の活動を具体化し、実践へと結びつけていった。それぞれの取組は、新型コロナ感染防止の為に限られた中、市で催された『SDGs/ESD子どもサミット』、保護者地域に向けて成果や持続可能な社会づくりに向けて一緒に取り組むことを呼びかけたDVD等を通して発表・発信を行ってきた。

来年度の活動計画

以下のことを重点内容として活動に取り組む。

1年生:はなややさいとなかよし(SDG11、15)

2年生:花や野菜の大きくなるひみつはっけん(SDG11、15)

※地域の方の協力のもとサツマイモを育てたり、春・夏・冬野菜を育てたりする学習から人との関わりの大切さと自然の豊かさを感じさせる。

3年生:玉川探検隊(春・夏・秋・冬)(SDG11、15)

※校区で栽培されている農作物を調べ、地域の人の素晴らしさに気づかせる。

4年生:鳴川・諏訪川探検隊(地域の鳴川・諏訪川)(SDG11、14、15)

※川の環境学習から地域の自然環境を保全することの大切さに気づかせる。

5年生:米作りに挑戦:お年寄りにもち米を配ろう(SDG11、14、15)

※米作りでできたもち米をお年寄りに配付することで、福祉への興味関心を高め、主体的に活動できるようにする。

6年生:櫟野石の秘密を探ろう(SDG11、15)

※地域の櫟野石の歴史について調べ、玉川出土の石材や加工技術の素晴らしさを理解し、地域の自然環境の保全のために主体的に活動できるようにする。