2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 福祉

本校は、実社会や実生活とのかかわりを重視した「生き方」に焦点を当て、各学年の発達段階に応じた体験活動を展開し、生徒に主体性や創造性を身につけさせることをテーマとしている。具体的には、キャリア教育を軸としている。1年生では、「大牟田市の世界遺産」について学習した。宮原抗や三池港が世界遺産として登録されるまでの経緯やこれから大事にしてほしい事などたくさん話を聞くことができた。2年生では、「地域に学ぶ活動」として、実際に地元の企業や商店で働くことを体験した。地元の企業で体験することにより、地域で体験し、地域で学び、地域を愛する心を育てている。3年生では、「将来を見つめる活動」として、自分の進路に向けた学習を行った。どのような進路があり、それぞれの進路先でどのようなことを身に付けることができるのかを学習している。このことにより、自分の夢を見つけ、それを実現させるために、どのような資質・能力を身に付けるべきかを考えさせている。中学校3年間を通して、地域で体験し、地域のことを学び、地域で自分の将来を見つめることにより、よりよい生き方、よりよい人間関係を育み、また、自分の成長と地域の発展が密接に関係していることを考えさせ、この大牟田の将来を真剣に考える生徒を育てていきたい。

① 地域の文化について考える活動(1年生)(SDGs8、11)

地域の工場見学等を通して地元の人とのかかわり、それらを経験することで、学ぶこと・働くことの意義や役割およびその多様性を理解し、幅広く情報を活用して、自己の将来の進路や生き方の選択に生かすための学習を行った。

② 地域に学ぶ活動(2年生)(SDGs8、17)

地域の様々な職種について調べ、グループごとに職場での体験活動を行い、他者の多様な価値観を尊重し、自己の個性を発揮しながら、様々な人々とコミュニケーションを図り、協力・共同して物事に取り組むための学習を行った。

③ 将来を見つめる(3年生)(SDGs8、17)

自分の適性を知り、より具体的な進路について考え、進路実現のために、現在の自分をみつめる機会とした。夢や希望を持って将来の生き方や生活を考え、社会の現実を踏まえながら、前向きに自己の将来を設計する力を育成すること、そして、自らの意志と責任でよりよい選択・決定を行うとともに、その過程での課題や葛藤に積極的に取り組むための学習を行った。

来年度の活動計画

本校では、3年間を通した学習と同時に、各学年でもそれぞれにSDGsを目指した学習を実施していく。

(全学年)

・人権学習や国際理解を通して、人と人とのよりよい人間関係を構築し、

コミュニケーションを積極的に行う態度や他者と協力する態度を育てる。(SDGs10、16)

・中学校3年間を、キャリア教育を軸として、地域のことを体験し、地域で学び、地域で自分の将来を見つめることにより、よりよい生き方、よりよい人間関係を育み、また、自分の成長と地域の発展が密接に関係していることを考えさせ、この大牟田の将来を真剣に考える生徒を育てる。(SDGs8、17)

(第1学年)

・将来の夢や職業について学習する。地元の農業や漁業について学んだり、動物園の園長を招いて講演を聴いたり、地域の防災についても考えさせる。(SDGs8、13)

・福祉体験学習を通して、「ともに学び、ともに生きる」理念を学習し、

すべての人々がこの社会の中で誇りを持って、心豊かで幸せな生活を送

ることができるような心を育てる。(SDGs3)

(第2学年)

・他の地域や文化に触れ、さまざまな生活体験や社会体験、自然体験等を通して、これからの地域社会において必要な「生きる力」を育てる。(SDGs17)

(第3学年)

・進路学習を通して、様々な人たちとのコミュニケーションをとり、多様な価値観を持つ人々と協力、協働しながら社会に貢献することができる「創造性豊かな能力」を育てる。(SDGs17)

(生徒会)

・エコキャップ運動や校区内での定期的な挨拶運動・清掃活動を行い、環境や環境問題に対する興味・関心を高め、必要な知識・技術・態度を身につけさせ、自分たちの未来につなげる心を育てる。(SDGs7、12)