2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 環境, 平和, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、実社会や実生活とのかかわりを重視した「生き方」に焦点を当て、各学年の発達段階に応じた体験活動を展開し、生徒に主体性や創造性を身につけさせることをテーマとしている。具体的には、キャリア教育を軸としている。1年生では、「福祉体験及び将来の生き方」について計画していたが、「福祉体験」については実施する事ができなかった。その代わりに新聞づくり体験や地元の働く人の体験を聞き、地元への愛着心を育むことができた。2年生では、「地域の産業に学ぶ活動」として、市や高校、大学生との交流を通して働くことの意義や喜びを学び、生き方について考えを深めた。3年生では、「将来を見つめる活動」として、自分の進路に向けた学習を行った。どのような進路があり、それぞれの進路先でどのようなことを身に付けることができるのかを学習した。このことにより、自分の夢を見つけ、それを実現させるために、どのような資質・能力を身に付けるべきかを考えさせている。中学校3年間を通して、地域で体験し、地域のことを学び、地域で自分の将来を見つめることにより、よりよい生き方、よりよい人間関係を育み、また、自分の成長と地域の発展が密接に関係していることを考えさせ、この大牟田の将来を真剣に考える生徒を育てていきたい。

 

① 地域で働くことついて考える活動(1年生)(SDG 3、11)

卒業生の弁護士や事業主の話を聞いたり、新聞社の講話や新聞づくりをとおして自分にできることを考え、自己の将来の進路や生き方の選択に生かすための学習を行った。

卒業生の弁護士からの講話
西日本新聞社の講話と新聞づくり

 

 

 

② 地域に学ぶ活動(2年生)(SDG 8、17)

地域の様々な職種について調べ、市や高校、大学それぞれの専門的な分野から話をしてもらい、協力・協働的な体験学習を行った。

市産業振興課からの講話
高校生との交流体験

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ 将来を見つめる(3年生)(SDG 8、17)

自分の適性を知り、具体的な進路について考え、進路実現のために、現在の自分をみつめる機会とした。

高校生との交流体験

 

 

来年度の活動計画

本校では、3年間を通した学習と同時に、各学年でもそれぞれにSDGsを目指した学習を実施していく。

(全学年)

・人権学習や国際理解教育を通して、人と人とのよりよい人間関係を構築し、コミュニケーションを積極的に行う態度や他     者と協力する態度を育てる。(SDG 10、16)

・中学校3年間を、キャリア教育を軸として、地域のことを体験し、地域で学び、地域で自分の将来を見つめることによっ  て、よりよい生き方、よりよい人間関係を育むとともに、自分の成長と地域の発展が密接に関係していることを考えさせ、この大牟田の将来を真剣に考える生徒を育てる。(SDG 8、17)

(第1学年)

・将来の夢や職業について学習する。地元の農業や漁業について学んだり、地域の働く人を招いて講演を聴いたり、地域の防災についても考えさせる。(SDG 8、13)

・福祉体験学習を通して、「ともに学び、ともに生きる」理念を学習し、すべての人々がこの社会の中で誇りを持って、心豊かで幸せな生活を送ることができるような心を育てる。(SDG3、11)

(第2学年)

・他の地域や文化に触れ、さまざまな生活体験や社会体験、自然体験等を通して、これからの地域社会において必要な「生きる力」を育てる。(SDG 17)

(第3学年)

・進路学習を通して、様々な人たちとのコミュニケーションをとり、多様な価値観を持つ人々と協力、協働しながら社会に貢献することができる「創造性豊かな能力」を育てる。(SDG 17)

(生徒会)

・エコキャップ運動や校区内での定期的な挨拶運動・清掃活動を行い、環境や環境問題に対する興味・関心を高め、必要な知識・技術・態度を身につけさせ、自分たちの未来につなげる心を育てる。(SDG 7、12)