2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 減災・防災

本校は、学校経営の基本方針の中に「安全に対する意識を高める学校づくり」、「豊かな社会性と人間性を育む学校づくり」を掲げている。

ESDを「将来の世代のニーズも満たしつつ、現在のニーズも満足させるような開発」と捉え、ESDの実践を通して社会十基礎力の育成を目標とした。

具体的には、地域清掃、防災拠点訓練、福祉体験、国際理解を柱に、①環境に係わる活動、②防災に係わる活動、③福祉に係わる学習、④国際理解に係わる学習を行った。

①  環境に係わる活動

2018年12月1日(土)に本校生徒ボランティアによる地域清掃(本校学区域内)を実施した。全校生徒の3割以上の生徒が自主的に参加し、地域の方々と協力して、ごみ拾い活動を2時間程度行った。その結果、生徒は、自分たちが住む町への愛着を増し、将来社会人になった時も自分たちの住む町の環境をいかに保つかを考えた。

②   防災に係わる活動

2018年10月20日(土)に本校第2学年生徒が学区域内の三町会の方々と防災訓練を実施した。安全に対する意識とスキルの向上、自助・共助の精神を学んだ。

③  福祉に係わる学習

 2018年12月10日(月)に第1学年生徒が障がい者疑似体験を実施した。本体験をとおして、自分ができるサポートについて考えるようになった。

④  国際理解に係わる学習

2019年2月22日(金)に第1学年生徒で実施予定。英国の方を講師としてお招きし、グローバルな視点での考え方を身に付けさせ、将来にも繋がる平和を保つ礎とする。

来年度の活動計画

 2019年度も、「環境教育」、「防災教育」、「福祉教育」、「国際理解教育」をとおしてESDを進めていく。

 「環境教育」は、地域清掃(全校生徒対象)に加え、生徒会組織の美化委員会が企画する「落ち葉掃き」のボランティア活動(全校生徒対象)を追加実施させることで、生徒の自主的な活動をとおして環境保全に対する意識を高める。2学期実施予定。

 「防災教育」は、町会の方々との共働作業(第2学年生徒対象)をとおして、社会性を向上させつつ、被災時を乗り切るためのスキルを身に付けさせる。2学期実施予定。

 「福祉教育」では、障がい者団体や大田区の協力を得て、疑似体験(第1学年生徒対象)を実施し、体験をとおして障がいの内容や程度によってどのようなサポートをすることが有効かを体感させる。

 「国際理解教育」では、各クラスに1名ずつの外国人講師を招聘し、国際的な視野、思考の幅を広げ、他国を知ることで自国についての知識を一層増し、互いに協力し合いながら、世界平和に貢献できる下地を身に付けさせる。