2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 国際理解

本校は「自分たちの住む地域との関わり」を活動テーマとして、ESDを環境教育・国際理解教育と捉え、ESDの実践を通して他人との関係性を育む力、社会との関係性を築く力、身の回りの環境を考察する力の育成を目標とした。

具体的には、ボランティア活動を柱に、①自然環境と地域に係わる活動、②防災・減災に係わる活動、③国際理解に係わる活動を行った。

①  自然環境と地域に係わる活動

「大田区ガーデンパーティー」では生徒会役員が、緑化の重要性を訴えながら苗木を販売する活動とユネスコ寺子屋運動への募金活動を行った。本校生徒だけでなく地域の方々がたくさん集い、その方々と交流することによって地域の緑化を啓発・促進することができた。

「校内ペンキ塗りボランティア」を校舎内の環境を整えることを目的に開催し、106名の参加者で実施した。体育館棟の階段を中心にペンキを塗り、暗かった場所が明るい雰囲気に生まれ変わり、本校生徒だけでなく来校者に環境を整える大切さを発信する機会となった。

   地域清掃活動には生徒104名の参加があり、4グループに分かれてPTA・
地域の方々とともに学校周辺の地域を巡回し清掃活動を行った。大勢で地域を
回ることにより、地域に環境保全の大切さをアピールすることができた。
   これらの活動を通して生徒は、学校内の環境を整備する大切さと地域の環境
を整える大切さを学ぶことができた。そして、地域の方々との触れ合いを通し
て地域の一員としての自覚と参加意識をもつことができた。

   防災・減災に係わる活動

「地域防災活動拠点訓練」に参加した。第2学年の授業として教育課程に位置付けて実施した。炊き出し訓練、要援護者搬送訓練、応急救護訓練、トイレの組立て訓練などを町会の方々と共に参加した。避難所になる中学校をよく知る生徒たちの役割は非常に大きく、本訓練の3つの目的である「活動内容の確認」「連携方法の確認」「一般参加者への避難所活動の周知」を達成し、生徒の防災に対する参加意識を高めることができた。

国際理解に係わる活動

「書きそんじハガキ・キャンペーン」を生徒会役員に本活動の意義・活用方法を説明し、生徒が判断して自発的に計画を立てて実行する活動とした。生徒会広報誌やポスターで呼び掛け、全校生徒への啓発を行い、を書きそんじハガキ54枚、テレフォンカード5枚、切手3枚、収入印紙3枚を回収し日本ユネスコ協会連盟に送付した。活動の結果を全校生徒に周知し、国際理解の重要性と身近な問題であることを学ぶ機会とした。
 また、大田区ガーデンパーティーで苗木を販売した際の収益金11,020円、募金7,653円をユネスコ寺子屋運動に寄付をした。

来年度の活動計画

令和元年4月 大田区ガーデンパーティー

(自然環境と地域に係わる活動・国際理解に係わる活動)

令和元年7月 校内ペンキ塗りボランティア(自然環境と地域に係わる活動)

令和元年10月 地域防災活動拠点訓練(防災・減災に係わる活動)

令和元年11月 地域清掃活動(自然環境と地域に係わる活動)

令和元年12月~令和2年1月書きそんじハガキ・キャンペーン(国際理解に係わる活動)