2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 持続可能な生産と消費, 減災・防災, 食育

当校は,「自立 創造 貢献」を学校教育目標とした。その資質・能力を育むために,問題解決的な学習を中心とする,主体的・対話的で深い学びの育成に取り組んだ。さらに日々の学習で身に付けたことを生かし,「社会的実践力」を育むために,体験を通した思考力・判断力・表現力等の育成を重点とし,「生きる力」の育成を目指している。しかし今年度は,感染症の対策を考慮したため,体験に重点を置いた活動が十分に出来ず,学校に専門の講師の先生を招き講話などを聴くなど,対応に苦労した。今年度も1年「食育」,2年「エネルギー教育」,3年「国際教育」という継続した学年テーマのもと総合的な学習の時間を中心に,関係機関との連携をとりながら,ESDの資質・能力の育成と生活への活用力を育む活動を実践した。           ①食育,持続可能な生徒と消費に係わる学習(1年生)                                  生命の源となる「食」について,自分たちで有機肥料を使って農作物を育て,収穫して食への意識を高めさせた。さらに,食糧自給率100%を超える秋田県で生活するありがたさも学ぶことができた。また,日本で大きな問題となっているフードロス問題にも向き合わせ,賢い消費者として生きていくための意識付けを行い,豊かな農業県に生き,それを持続していく責任感を身に付けさせた。                                                       ②エネルギーに係わる学習(2年生)                                          秋田県沿岸では,豊富な風資源を利用した風力発電所が建設され,今後は洋上への進出も計画されている。生徒に再生可能エネルギーの可能性を学ばせながら,持続可能なエネルギー供給バランスについて考えを深めさせた。               ③ICTを利用した国際教育(3年生)                                           今年度もICTを利用してオーストラリアで日本語を学んでいる同世代の生徒との交流を行っている。こちらからは英語で,オーストラリアからは日本語での自己紹介をした後,お互いの文化などについて紹介し合い,互いの視野を広めさせることができた。また,3年間のまとめとして,「未来のために,私たちができること」のテーマで,これまでの環境学習やSDGsで学んだことをもとに,日本や世界の情報を調べ,自分たちに出来ることは何かを考え提言した。

来年度の活動計画

・全教科等での共通実践事項の徹底による,授業改善の継続

・「有機肥料で育てる野菜」栽培(1年) ・環境と食についての出前授業(大曲農業高校と連携)(1年)

・省エネクッキング出前授業(あきた地球環境会議(1年) ・大仙市食生活改善推進委員による食育教室(2年)

・緑のカーテンプロジェクト(2年)  ・秋田市民市場・イオンモール秋田訪問(1年)

・秋田風力発電所見学(2年)  ・秋田市総合環境保全センター見学(2年)

・地域企業でのワークスクーリングでエコ実践(2年) ・修学旅行で自然・環境に関わる最先端科学技術見学(3年)

・オーストラリアとのスカイプ授業(3年)  ・上級学校訪問交流プログラムを利用しての留学生との交流(全学年)

・留学生を迎えての進路集会(全学年)  ・アルミ缶・古紙回収活動(全学年) ・小中合同クリーンアップ(全学年)

・地域団体と一緒のクリーンアップ(全学年)  ・学校祭環境学習発表会(全学年) ・環境通信発行

・角間川盆踊り参加(全学年)   ・学校祭での伝統芸能「盆踊り・梵天披露」(全学年)